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ビルゲーツに続き、アリババの馬雲が欧州で農業研修   スペインの休暇村からオランダの農業研究機関に出現した

2021-10-27 14:30:03 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)10月27日(水曜日)弐
通巻第7095号  
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 ビルゲーツに続き、アリババの馬雲が欧州で農業研修
  スペインの休暇村からオランダの農業研究機関に出現した
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 アリババの創業者・ジャック・マー(馬雲)はスペイン滞在を伝えられ、一説にマヨルカ島で長期休暇に入ったとされた。
 ところが、10月25日、オランダに出現した。

 温室技術の研究機関を訪問し、農業技術への関心をしめす訪問となって公表された。
馬雲はヨーロッパで、農業インフラ、植物繁殖などの研究機関ならびにアグリビジネスを展開中の欧州企業で研修旅行を続け、中国の農業近代化に大きな可能性を探るという。先月も馬雲は浙江省のハイテク農場を訪れている。

中国は依然として農業国家である。農村の比率は49%とされるが、近年の都市化による農地面積の激減に加えて天然災害、とくに干ばつ、洪水、豪雨などの砂漠化、そして同時に農村人口の激減という境遇のなかで、明日の農業安全保障のための農業インフラ建設ならびに農業の安全保障という自給体制の確立が急がれている。

 アリババを習近平政権が目の仇としており、傘下の金融子会社「アント」の上場延期に加えて2021年四月には「独占禁」に違反したなどとして3000億円もの罰金を科せられた。馬雲はアリババの経営を離れたとはいえ、中国の今後の農業技術は、クラウドコンピューティング、人工知能、ビッグデータ分析が必要であり、如何にしてハイテクを農業の核心に結びつけるかが、大きな課題である。

 ところで世界一の財閥、マイクロソフトのビル・ゲーツは、全米一の農地保有者である。
 ビル・ゲーツの農業投資が注目されているが、日本でも穀物や野菜、果物等の種子(タネ)を買い漁っていることがわかっ手いる。

これらをビル・ゲーツは、ノルウェーの氷山であるスピッツベルゲン島に「世界最大の種子貯蔵庫」を建設、維持している。
何が目的なのか
ゲーツの持論は「世界的に人口増加が続き、まもなく90億人に達する。となれば、食糧不足から戦争が起こる。人口抑制を急ぐ必要があるのではないか」。 


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