柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

豪農の館でモーツアルト

2006年05月21日 | 音楽など
 昨夜のことです。
お隣の町・田上町(護摩堂山のある町)にある「椿寿荘(ちんじゅそう)」で「豪農の館で楽しむモーツアルト」コンサートがありました。

 演奏者の皆さんは、地元田上町出身の方や県内出身の方々でした。
それぞれ地元で地道な活躍をされているのですが、その経歴や活躍は目を見張るものでした。
 ヴァイオリンが二人、ヴィオラ、チェロのクァルテットですが、演奏曲目によってはクラリネットが入ったり、ソプラノ歌手の方が加わるという本格的な演奏でした。

 モーツアルトの「ディヴェルテメント(Kv137)」などは、もともと貴族の館での演奏用ではなかったでしょうか。
椿寿荘の大広間には200名くらいの方がおいでになりましたが、時代と所が変わって畳の日本間での演奏となりましたが、結構雰囲気的にも合ったのではないでしょうか。照明に浮かぶ大きな日本庭園も素敵でした。
 「弦楽四重奏曲(Kv157)」などはまさに、この会場にぴったりでした。

 休憩の後、ソプラノ歌手の方によりクァルテットの伴奏で「春への憧れ、すみれ、楽しい安らぎが、フィガロの結婚より’恋とはどんなものかしら’」などを聴くことができました。よかった!
 また、クラリネットを加えて「クラリネット五重奏曲(Kv581)」は、クラリネットのふくよかな音色と各楽器の活躍が生き生きとしていて最高の演奏でした。

 最後、アンコール曲はもちろん「アイネクライネナハトムジーク」でした。
十分な余韻を大切に会場を出ました。「田上町音楽を楽しむ会」の皆さんに感謝しながら。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
豪農の館 (信濃池田送信所)
2006-05-22 13:28:46
十年くらい前に行った事があります。その後月岡温泉でドンチャン騒ぎしました。 豪農とはこんな感じなのかとその大きさにびっくりしました、家の中にはラヂヲが鎮座しており、並四だったと思います。昭和初期の作りでしたかね? 当時ラヂヲを蛙なんて裕福層でないと買えない時代にさすがと感心しました。

 さて、アイネクライネナハトムジークとはどんな意味かと以前ドイツの友人に聞いた事があります。

返ってきた答えは

> Please teach this mean "Eine kleine Nachtmusik".

Translated word by word:

A small music for the night. It is from Mozart, isn´t it ?

"Eine kleine Nacht musik"



Nacht = night

musik = music

kleine = small

eine = one



But sometimes you can not translate word by word.

One may also say:

A small melody for the night.

So, if one want to translate, one have to recognise what the artist

had in mind.



何で夜なの?という答えは



> More question.

> Is "for the night" mean

Hm, it is difficult to imagine what Mozart thought, but it does not

really mean "for" the night. May be he means: music for the night

time. I think one have to go through Mozarts biography and search

for his train of thoughts while writing the melody. I can not tell you

by heart.



現地人もよくわからないようですが、愚考するに日本と違って当時のヨーロッパでは貴族が毎晩大宴会を打つ習慣があるらしく(うらやましい)、その時の景気付けに・・・・というような意味では無かろうかと思われます。

 考えてみれば義務教育で歴史の勉強を行ったのは異国の文化をヨーク覚えなさい。という意味である事を義務教育終了後何十年も経って解った気がしました。 類ずるものにDXで一部のヨーロッパが開けない、という事がありますが、それは嘘! 開けないのではなくて、ヨーロッパの高緯度は「嵐」という日本にはない、独自の気候によりQRVできない状況になっている事も原因の一つである事がこれまた解りました。 無線やるにも、工学、英語はトーゼン、相手の国の地理、文化、歴史、文化迄も網羅しないといくら英語が堪能でも恥の上塗りとなってしまいます。しかるにモーツアルトが置かれた環境を考えて曲を聴くと一層 感深くなるかと思われます。



返信する
小夜曲でしたね。 (JA0AAQ/羽入)
2006-05-22 14:51:56
 お久しぶりでしたね。ありがとうございます。

 椿寿荘や月岡温泉にもおいでになったことがあったんですね。豪農の館としては「北方博物館」と呼ばれているほうが越後一の豪農でしたよ。



 ところで、私の若いころには「アイネクライネナハトムジークは文字通り「小夜曲」ともいわれていたように思います。

何度聴いてもいいですね。大好きな曲です。



 それにしても、おっしゃるように背景となっている環境や時代背景など文化にまで思いを及ぼすなら、音楽といわず、私たちのハム(アマチュア無線)活動もより深い楽しみができるように思いますね。

 特に世界的なコンテストなどで、盛んに電波の出ているところは、それなりに伝統というか文化的に高いところのような気がします。東欧諸国に特にそのようなことを感じますね。

 また書き込みを楽しんでくださいね。TU..
返信する

コメントを投稿