言の葉（ことのは）

呼んでみよ
　あなたに答えるものがいるかどうか。
　聖なるものをおいて、誰に頼ろうというのか。
　　旧約聖書　ヨブ記５章１節

もし、日本語で歌うとき、美しい日本語に聴こえなければ
作詞者は、その存在が要らないということになるだろう
ああ、私たちの母国語の日本語は
なんと美しく、繊細で、典雅であることか
私は日本語が母国語であることを誇りに思う
と、同時に
他のどの国々の言葉にも
敬意を払う者で在りたい
そして　
出来得る限り
美しい日本語で語りたい

北京語、広東語、ヴェトナム語、イタリア語、そして韓国語
私が出会った言葉は全て美しく
その言葉を語る人と街は
私のこころに強烈な印象と香りを残して去った

私も
明日会う貴方に、そして貴女のこころに
芳しい香りと、私だけが放つ言の葉の思い出を
喜んで刻み付けてもらえるだろうか

ただ祈り、ただ背筋をしゃんと伸ばし
私は告げ、伝えたい
貴方だけへの言の葉を