それはまた別のお話

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「CHESS The Musical」 10/12 千穐楽

2015-10-15 | 舞台
ミュージカル「CHESS」
10/12(月)東京千穐楽 東京芸術劇場 プレイハウス 1階D列

(遅くなったけど思い出し記録)


千穐楽は、1階前方下手席で拝見いたしました。
1階後列センター、2階最後列B席や2階前列サイド、いろいろな座席に座りましたが、
やはり舞台に近い席は音の迫力が違いました。
下手に陣取るオケの音が足元から突き上げてくるし、なによりカズさんの生声の響きがすごかった。

そのカズさんがトークショーのときに教えてくれた「オフ台詞」(マイクに入らない台詞)もよく聞こえたし、
アンサンブルさんのオフ会話もよく聞こえた。
セットの階段が下手側に斜めに伸びているので、その角度と真正面に向き合えば「まっ正面」で観ることができます。
2階席からの俯瞰、1階センターの音楽最適席、それぞれ違う魅力があってよかったです。


周りの評判は、主にふたつの方向。
ひとつは、「脚本がわかりにくくなってしまって残念」。
ミュージカル版とどこが違うのか?という素朴な疑問に真向から答えられずにモヤモヤします。

私はロンドンコンサート版のDVDで予習したので、それを基準にしてしまうのが間違いかもしれませんが、
ロンドン版の英語歌詞を読まないと補完できないところがあるんですよね。
二幕でカットされた曲では「政治的な話より俺たちはCHESSの話をしよう」とフレディが持ちかけるとか。
(正確な和訳はわからないけれどそれ的な話をネットで教えてもらいました)

「深いことは考えず曲を楽しもうよ!」というのがもうひとつの流れ。
確実に言えるのは、このミュージカルには捨て曲がひとつもないということです。
それぞれのソロ、ガチンコの掛け合い曲もさることながら、
モロコフによる「The Soviet Machine」なんて歩いているとすぐに頭の中回ってしまう…
「Hymn To Chess」は英語詞の韻が好きだったですが、素敵なコーラスでした。

大阪のチケを追加購入する気力は出てきませんでしたが、
何度観ても「あーよかった~!」と思える作品でした。
(こんなこと言っていいかわからんけど)
フレディ役を背負うことができるのは、中川晃教さんだけだと思っています。
あっきーの持ち味を最大限に見せてくれたことにかけては、M!やSHIROHに引けを取らないかも。

というわけで、今はまだCHESS曲が頭を席巻中です。
仕事しながらよく出てくるのは
「あ~どうでもいぃぃ~(byフローレンス)」とか「違うぅぅ~!(byアナトリー)」とかね。
「わたしが~決め~る~(byアービター)」はいろんな場面で使い勝手が良いですが、
「誰が書いたふざけた筋書き(byフレディ)」が出てくると突然無気力になるのをなんとかしたい今日この頃。

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