「CHESS The Musical」10/1(木)マチネ終了後アフタートークショー 16:15~16:45
【登壇者】 安蘭けい / 石井一孝 / 田代万里生 / 中川晃教
本日のアフタートークを書き起こしします。
殴りメモをそのまま書き起こしますので、ダラダラ書き、贔屓優先、聞き違い、誤字脱字などご容赦ください。
なお後半に物語の核心に触れるネタバレがあります。
■ 万里生くんがアービターの役のまま登場し、アービター口調でご挨拶
万「これよりっ!本編より面白いアフタートークショーを始めますっ!司会を務めます、アービターです!(深々とお辞儀)
では、本編で三角関係と修羅場を演じた出演者を紹介したいと思います。選手、入場っ!!」
(下手からあっきー、とうこさん、カズさんの順で行進しながら舞台へ。すんごい揃った行進だった。そのあとそれぞれ自己紹介)
■ コンサート版からミュージカル版へ
万「3人はコンサート版からの出演ですが、役についてはどう思ってますか」
石「2012年初演の歌稽古で最初に譜面を見たとき、こんな難しいの誰が歌うんだろ?と誰もが言ってました」
安「これ誰が歌うの?と自分の曲なのに放棄してたり」
石「でも3年が経ち、曲が血となり肉となり体に入ってきて、満を持して歌えるし時間に育んでもらったような感じです」
石「僕自身としては、より『修羅場感』があります。妻が一幕からずっと帯同して監視されてるし…にも拘わらず結論は変わらない(笑)
だからこそ、アンセムに至る道程がやりやすいし、ミュージカル版を愛してます」
安「悲しみや切なさがよく見えるようになったので、むしろ最後の台詞は感情が入りすぎないように気をつけてます。
あとは、二人に振り回されて…(とあっきーを見るが、あっきーさんはアサッテの方向を向いたまま)…聞いてる?」
石「いま彼のワールドに入ってるから(笑)」
安「こんな感じのフレディとアナトリーに振り回されてます(笑)」
万「では中川さんは?」
あ「…すみません、質問なんですか?(爆笑)」
(カズさんが質問を復唱してくれてワールドから引きもどしてくれました)
あ「今回は万里生くんのアービターがどうくるか、が楽しみでした。稽古場で振りがついているのを見て、じゃあ俺はもっとはみ出そうっと思って」
(ここであっきーさんがアービターのカクカクした振りの真似。往年のWink「淋しい熱帯魚」を思い出してもらえれば)
あ「でも役を経験すればするほど、なるほどなと思うところがあって。例えばAnthenmとNobody's Sideは共通するテーマがある。
中立的な立場のアービターがいて、フレディが突き動かされているのが理解できて、充実して演じられています」
■ チェスを勉強しているアービター
万「この役をやることになって、まず本を買ってCHESSのゲームを知るところから始めました。
稽古場に本を持ってったら、今まで誰も本を読んだりしていないようで…(笑)
共演者や演出の荻田さんともゲームをやったし、あと寝る前に必ずパソコンでCHESSゲームやってます。そしたら夢の中でも出てきちゃって(笑)
コンピュータと対戦すると、自分が一生懸命考えて一手を指すのに、コンピュータは間髪入れずすぐポンッ!って返してくれる動きが面白いです」
駒の動きが面白くて、それでいつの間にかあんな動きになりました」
(アービターの動きは万里生くん自身が作ったそうです。ボビー・フィッシャーの映画も見て勉強しているとのこと)
石「こんな勉強熱心な人初めてだよね、3年もやってるのに。いい人が入ってくれた(笑)」
■ 楽曲について
石「大まかに言えば、ソビエト側はクラシックでアメリカ側はロック調だけど」
あ「…Quartetってスゴくない?4人の歌がメロディも歌詞も全員違うのにすーっと入ってきて、よくできてんな~と思う。僕も歌ってみたい」
万「中川さんからはよくアドバイスもらっています」
安「コンサート版とは違うものが見えてくるけれど、その差を埋めるのが大変。あっきーにも細かく教えてもらいます」
あ「舞台稽古のときに客席から聴いてみると、なるほどと思うけれど、これ1回じゃわかんないよね。2回3回と聞かないと…勧誘?」
(今日はこの「…勧誘?」がテーマでした。宣伝っぽい発言をしたあとすかさず「…勧誘?」と言ってお茶を濁す)
石「音楽を追っていくと、誰かが歌っていた歌が他の歌に出てくるように隠しテーマのようなものもあるし。作曲者の魂を感じるよね」
あ「パンフの中でも、二人がどうやって曲を作っていったかという貴重な話がある。…あれ、また勧誘?(笑)」
■ 2回目以降見る方にオススメの見方
石「この中でコンサート版を見た人どれくらいいらっしゃいますか?わ、こんなに大勢!この作品ってリピーターが多いのも特徴なんですよね」
万「じゃあリピーターの人向けに『2回目はここも見てほしい』というオススメがあれば紹介してください」
石「コンサート版のときは、フローレンスの父親を戻すには『アナトリーがソ連に戻る』か『試合に負けるか』の二つの選択があったのに、
今回はひとつしかないんです。これを解決するために、モロコフとの「オフ台詞」で演じて辻褄を合わせています」
安「父親を返してもらうことに関してのウォルターとの取引を、アナトリーが知っているのかいないのか、探りあっているところかな」
あ「(フローレンスと罵りあって一旦は決別したが愛する彼女のために報酬アップを取りつけて戻るとき)あの橋の上で、メモを持って誰にも見せたことのない顔で『ニヤッ』としてるところ。荻田さんから、あっきーそれこれからもやってって言われました」
■ 最後に一言お願いします
石「和気あいあいとした雰囲気が伝わったと思います。特殊だけれども大好きな作品だから、一日一日を大事にしていきたいです」
あ「この作品と出逢ったのは結構前なんだけど、そのサウンドトラックを聞いて一瞬で感動しました。
演じることに喜びを感じる一方、難しさを痛いほど感じています。
いろんな形でこういう作品が上演されればいいし、レミゼを見るようなミュージカル好きの人にこそ見てほしいです。
なのでみなさんの周りの方にも…あれ、また勧誘?」
安「どこかまだコンサートの味が残っている不思議な作品ですが、新しいミュージカルになったと思っています。沢山の人に見ていただきたいです」
時間が来て3名が先に退場、最後は万里生くんが締めてくれました。
■ まとめ
コンサ版から出演のカズさん、とうこさん、あっきーの3名は、今年2月の「Golden Songs」でもトークショーを行っています。
(記録は → ここ)
このときも、あっきーが真面目に語る語る・とうこさんが混ぜっ返す・カズさんがまとめる…という流れでしたが、今日は万里生くんがいてくれて、丁寧な司会ぶりがよかったです!冒頭のアービター喋りがツボでした!
何より「コンサ版と台詞が違うかも?」という疑問にカズさんが正直に応えてくれる形になって、モヤモヤが一部晴れました。
本当はアービターの役造りについて万里生くんに話してもらいたかったけれど、また別の機会かな。
【登壇者】 安蘭けい / 石井一孝 / 田代万里生 / 中川晃教
本日のアフタートークを書き起こしします。
殴りメモをそのまま書き起こしますので、ダラダラ書き、贔屓優先、聞き違い、誤字脱字などご容赦ください。
なお後半に物語の核心に触れるネタバレがあります。
■ 万里生くんがアービターの役のまま登場し、アービター口調でご挨拶
万「これよりっ!本編より面白いアフタートークショーを始めますっ!司会を務めます、アービターです!(深々とお辞儀)
では、本編で三角関係と修羅場を演じた出演者を紹介したいと思います。選手、入場っ!!」
(下手からあっきー、とうこさん、カズさんの順で行進しながら舞台へ。すんごい揃った行進だった。そのあとそれぞれ自己紹介)
■ コンサート版からミュージカル版へ
万「3人はコンサート版からの出演ですが、役についてはどう思ってますか」
石「2012年初演の歌稽古で最初に譜面を見たとき、こんな難しいの誰が歌うんだろ?と誰もが言ってました」
安「これ誰が歌うの?と自分の曲なのに放棄してたり」
石「でも3年が経ち、曲が血となり肉となり体に入ってきて、満を持して歌えるし時間に育んでもらったような感じです」
石「僕自身としては、より『修羅場感』があります。妻が一幕からずっと帯同して監視されてるし…にも拘わらず結論は変わらない(笑)
だからこそ、アンセムに至る道程がやりやすいし、ミュージカル版を愛してます」
安「悲しみや切なさがよく見えるようになったので、むしろ最後の台詞は感情が入りすぎないように気をつけてます。
あとは、二人に振り回されて…(とあっきーを見るが、あっきーさんはアサッテの方向を向いたまま)…聞いてる?」
石「いま彼のワールドに入ってるから(笑)」
安「こんな感じのフレディとアナトリーに振り回されてます(笑)」
万「では中川さんは?」
あ「…すみません、質問なんですか?(爆笑)」
(カズさんが質問を復唱してくれてワールドから引きもどしてくれました)
あ「今回は万里生くんのアービターがどうくるか、が楽しみでした。稽古場で振りがついているのを見て、じゃあ俺はもっとはみ出そうっと思って」
(ここであっきーさんがアービターのカクカクした振りの真似。往年のWink「淋しい熱帯魚」を思い出してもらえれば)
あ「でも役を経験すればするほど、なるほどなと思うところがあって。例えばAnthenmとNobody's Sideは共通するテーマがある。
中立的な立場のアービターがいて、フレディが突き動かされているのが理解できて、充実して演じられています」
■ チェスを勉強しているアービター
万「この役をやることになって、まず本を買ってCHESSのゲームを知るところから始めました。
稽古場に本を持ってったら、今まで誰も本を読んだりしていないようで…(笑)
共演者や演出の荻田さんともゲームをやったし、あと寝る前に必ずパソコンでCHESSゲームやってます。そしたら夢の中でも出てきちゃって(笑)
コンピュータと対戦すると、自分が一生懸命考えて一手を指すのに、コンピュータは間髪入れずすぐポンッ!って返してくれる動きが面白いです」
駒の動きが面白くて、それでいつの間にかあんな動きになりました」
(アービターの動きは万里生くん自身が作ったそうです。ボビー・フィッシャーの映画も見て勉強しているとのこと)
石「こんな勉強熱心な人初めてだよね、3年もやってるのに。いい人が入ってくれた(笑)」
■ 楽曲について
石「大まかに言えば、ソビエト側はクラシックでアメリカ側はロック調だけど」
あ「…Quartetってスゴくない?4人の歌がメロディも歌詞も全員違うのにすーっと入ってきて、よくできてんな~と思う。僕も歌ってみたい」
万「中川さんからはよくアドバイスもらっています」
安「コンサート版とは違うものが見えてくるけれど、その差を埋めるのが大変。あっきーにも細かく教えてもらいます」
あ「舞台稽古のときに客席から聴いてみると、なるほどと思うけれど、これ1回じゃわかんないよね。2回3回と聞かないと…勧誘?」
(今日はこの「…勧誘?」がテーマでした。宣伝っぽい発言をしたあとすかさず「…勧誘?」と言ってお茶を濁す)
石「音楽を追っていくと、誰かが歌っていた歌が他の歌に出てくるように隠しテーマのようなものもあるし。作曲者の魂を感じるよね」
あ「パンフの中でも、二人がどうやって曲を作っていったかという貴重な話がある。…あれ、また勧誘?(笑)」
■ 2回目以降見る方にオススメの見方
石「この中でコンサート版を見た人どれくらいいらっしゃいますか?わ、こんなに大勢!この作品ってリピーターが多いのも特徴なんですよね」
万「じゃあリピーターの人向けに『2回目はここも見てほしい』というオススメがあれば紹介してください」
石「コンサート版のときは、フローレンスの父親を戻すには『アナトリーがソ連に戻る』か『試合に負けるか』の二つの選択があったのに、
今回はひとつしかないんです。これを解決するために、モロコフとの「オフ台詞」で演じて辻褄を合わせています」
安「父親を返してもらうことに関してのウォルターとの取引を、アナトリーが知っているのかいないのか、探りあっているところかな」
あ「(フローレンスと罵りあって一旦は決別したが愛する彼女のために報酬アップを取りつけて戻るとき)あの橋の上で、メモを持って誰にも見せたことのない顔で『ニヤッ』としてるところ。荻田さんから、あっきーそれこれからもやってって言われました」
■ 最後に一言お願いします
石「和気あいあいとした雰囲気が伝わったと思います。特殊だけれども大好きな作品だから、一日一日を大事にしていきたいです」
あ「この作品と出逢ったのは結構前なんだけど、そのサウンドトラックを聞いて一瞬で感動しました。
演じることに喜びを感じる一方、難しさを痛いほど感じています。
いろんな形でこういう作品が上演されればいいし、レミゼを見るようなミュージカル好きの人にこそ見てほしいです。
なのでみなさんの周りの方にも…あれ、また勧誘?」
安「どこかまだコンサートの味が残っている不思議な作品ですが、新しいミュージカルになったと思っています。沢山の人に見ていただきたいです」
時間が来て3名が先に退場、最後は万里生くんが締めてくれました。
■ まとめ
コンサ版から出演のカズさん、とうこさん、あっきーの3名は、今年2月の「Golden Songs」でもトークショーを行っています。
(記録は → ここ)
このときも、あっきーが真面目に語る語る・とうこさんが混ぜっ返す・カズさんがまとめる…という流れでしたが、今日は万里生くんがいてくれて、丁寧な司会ぶりがよかったです!冒頭のアービター喋りがツボでした!
何より「コンサ版と台詞が違うかも?」という疑問にカズさんが正直に応えてくれる形になって、モヤモヤが一部晴れました。
本当はアービターの役造りについて万里生くんに話してもらいたかったけれど、また別の機会かな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます