ミュージカル「グランドホテル」GREENteam
4/9(土)初日 赤坂ACTシアター 1階M列上手
【劇作・脚本】ルーサー・ディヴィス
【作詞・作曲】ロバート・ライト&ジョージ・フォレスト / モーリー・イェストン(追加作詞・作曲)
【演出】トム・サザーランド
【出演】中川晃教 / 宮原浩暢 / 戸井勝海 / 昆夏美 / 藤岡正明 / 味方良介 / 木内健人 / 大山真志 / 金すんら / 友石竜也 / 青山航士 / 杉尾真 / 新井俊一 / 真瀬はるか / 吉田玲菜 / 天野朋子 / 岡本華奈 / 湖月わたる(スペシャルダンサー) / 樹里咲穂 / 光枝明彦 / 安寿ミラ
うめげいさんの絶大なチケット販促…もとい親切な情報拡散により、稽古場映像、出演者コメント、前日の公開ゲネの感想ツイなどの事前情報がたっぷり出回っておりました。もちろん原作の映画も予習済み。
本当に本当に、観るのが楽しみでした。
「一幕もので90分ぐらい」と聞いていた上演時間も、2時間5分に。大丈夫かな?…と心配でしたが杞憂でした。
とにかく舞台からの圧力がすごくて、いい意味で緩急がなく緊張の連続、息がつけません。
音楽は鳴りやまず、セットはずっと回っていて、人々は常に舞台の上で交錯する。複雑で有機的な動線を描き、印象が次々と変わり、見事な演出でした。
初回なので、台詞や物語についてはまだまだ語ることができないのですが、
演者の中で最も目を引いたのは、男爵役の宮原さんでした。VELVETSの人だよね…という認識しかなかったのですが、藝大出身という歌はもちろんその甘い雰囲気や語り口、気品溢れる立ち姿、ミュージカル初出演てのが信じられない(今まで誰も出演依頼しなかったのか?)。観客全員で「ミュー界へようこそ」とお声掛けいたしました!
わたるさんの脚線美、光枝さんが舞台をしゅっと締める様子、藤岡くんのひたむきな声。
GREENのエンディングは藤岡くんあってこそ…なのだと思いますが、今のところ私個人としては少し消化不良。時代背景の予習が必要かも。
あっきー。
あっきー史上最もカッコ悪い…と言っていいかどうかなのですが、もう感涙です。
歩き方、お酒の飲み方、カバンの持ち方、演出からの細かい指示があったかどうかを通り越して「よくぞここまで」としか言えない。
でも歌い出すと世界が一変する。
カテコで座長として真ん中に立ち挨拶するときも、心から安心して聴けました。当たり前だけど。
終演して劇場出口に向かうまで、いえいえもう見ている途中から、頭の中でぐるぐるしてました。
ソンハくんもあの歌を歌うんだよね…?
吉原さんがあんなゲスいことやったら、大丈夫なのか…?
てことは伊礼くんがペアダンスを踊るわけ…?
頭の中でぐるぐるしすぎて、いつの間にか「リピチケ販売コーナー」の渦の中でぐるぐるしちゃいました。とにかく、1日でも早くREDが見たいんだよ!
2階から全体像を見るのも楽しみです。
1回しか観れないし、予習も足りなかったからかもですが、終わって意味がよくわからなくて、出てきて隣をあるいてた方に「悲劇であるとは聞いていましたけど、ちょっと最後の終わり方はどうとったらいいんでしょう?」と尋ねてしまいました。
あっきーについても、確かに史上最高にカッコ悪い…というか、どれ?どこ?って思うくらいにイメージは作り込んでいたと思うんですが、肝心の歌が、ほとんどこれこれ!これぞあっきー!!と記憶に残る心に響く歌がなくて、ほぼ男爵が主役じゃないの??な感じで次来るか、次はあっきーか、って思ってるうちに終わってしまったという感じでした。
…見方が足りませんかネ?
本日GREEN2回目を観てきましたが、確かに主軸は男爵さんとグルシンスカヤさんで、出番も圧倒的に多い…と冷静に見て気づきました( オットーが座長の位置になったのも諸事情かもしれませんね。
私がミュージカル大好きなので偏った見方かもしれませんが、上質で見応えのある作品だと思っております。今度REDも観るのでまた変わるかも。
またぜひコメントしてくださいね