Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「散歩する侵略者」黒沢清

2017-10-22 03:07:55 | cinema
休日出勤の振替休日をもらったので
銀座に観に行きました。銀座?有楽町?



冒頭タイトル出るまでの奇妙な流れは
実に素晴らしい。
あれはこういうことだったのか!という
よくできた映画らしい体験に
後々ガンガン繋げてくるし。

タイトル出るところの少女とトラックの画面は
非常に若者ウケしそうだし。


若者ウケといえは、
中盤で突如世間がキナ臭い動きを見せてくるところとかも
やはり若者ウケしそうだよな。

前触れなく非日常が滲み出てくるみたいなのは好きでしょ。

急に警官隊だか機動隊だかが街中を走ってくるとか、
理由不明なのだが市民がわらわら逃げてくるとか。

そういう不穏な演出をよく心得ているのがさすがよね。



ワタシ的には、まず長谷川博己の桜井さんの在りように惹かれましたです。

あからさまに描かないけど、コイツ普段はすごいクズ野郎なんだと匂わせるのが最高。

で、クズなんだけどヒューマニズム一応持ってて、
それが宇宙人と行動する中でどんどん前面に出てくる。

んだけど、その中で、世の中実はヒューマニズムでもなんでもない、
みんなクソなんだということも改めて身にしみてくるわけ。

で最後はああなると。

ひとりはるかに突き抜けて去っていくという感じが良いよね。




長澤まさみは、前半はいつもの長澤まさみな感じで
なんとなく演技臭さがあるんだけど、
後半、特に終わりに向けて例によって「車移動」の後は、
長澤まさみの殻を捨てた!的な変化があるのよね。

演技の変化というよりも、顔つきの変化みたいな感じで。



笹野さんの最初の登場シーンは「きたぁっw」で感じで拍手ものだし。
この人は黒沢作品では大体「敵か味方かよくわからん人」をやるよね。

マエアツも出番少ないけど人格の変貌をよく表現してたし。

名前出てこないけど、あの警官(高卒)と自分とは何か?的な論争が突如始まるとかw


ということで非常に好きな映画なんだが、
ここがこうだから好きだということをまだ全然整理できてません〜

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