J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

プレートの状況

2011年08月04日 | 地震関連・防災

台風が二つに熱帯低気圧のトリオが日本の南にあり、静岡市でも既に雲行きが怪しい。
と思っていたら、雨が降ってきた。海の中は、荒れるのだろうか。

そこに、心配される想定東海地震の源がある。

 

 


*プレート断面図  NPO法人災害防災未来会



*防災科研

 

 台風のように、海の中を南からプレートが動いてくる。
伊豆半島は、フィリピン海プレートに乗って、日本列島にぶつかり、富士山ができた。
さらに、じわじわと日本を押してきている。

列島の西半分を乗せたユーラシアプレートの下にもぐりこんでいる。

3.11に東日本大震災を起こした太平洋プレートは、日本海溝で、東日本を載せた北米プレートの下にもぐりこんでいる。

厄介なことに太平洋プレートは、
さらに、ユーラシアプレートの下に潜っているフィリピン海プレートを押して、その下に潜ってもいる。 

 

地下のマグマの上昇によりプレートに亀裂ができ、連続してマグマが上昇し続けると、その後プレートが分断されて両側に分かれることになる。

太平洋プレートは、日本海溝で北アメリカプレートの下に沈み込んだ先で、フィリピン海プレートの下にさらに沈み込んでいる。

日本のプレート wiredアチーブス 




*災害防災未来会 http://www5d.biglobe.ne.jp/~miraikai/

その上、東日本大震災でもそうだったように、今までと同じところが動くとは限らない。

首都圏の地震が心配されるのは、過去の地震でプレートが割れてそこに新たにプレート境界が生まれたからだといわれている。

防災科学研究所
@防災科学研究所

 


@科学技術研究所

 

で、現在のところ、東日本大震災の影響などを鑑みて、想定東海地震を起こす駿河トラフはどうなっているのか。 

最近の1ヶ月、1週遺憾、24時間の地震をリアルタイムマッピングしている、東京大学のハーベストを見ると、
8月1日の震度5弱の震源地付近で、トラフを横切るように地震が起きている。

■東京大学ハーベスト
http://eoc.eri.u-tokyo.ac.jp/harvest/eqmap/tkyMAP7.html

東京大学ハーベスト

東京大学ハーベスト

2009年8月11日の駿河湾での地震で予測されていた状況は、防災科学技術研究所のハイネットを見てみよう。
http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/suruga-bay090811/

発生日 2009年(平成21年)8月11日
発生時刻 5時7分(JST)
震央  日本 中部地方 静岡県
北緯34度47分6秒 東経138度29分54秒
震源の深さ 23km
規模    マグニチュード(M)6.5
最大震度    震度6弱: 静岡県伊豆市、焼津市、牧之原市、御前崎市
津波 0.4メートル: 御前崎港0.3メートル(引き0.6メートル): 焼津漁港
地震の種類 プレート内地震
左横ずれ逆断層型

余震
回数 32回(震度1以上、2009年8月28日13時現在)[1]
最大余震 2009年8月11日6時27分、マグニチュード4.4、最大震度3
 

4.2009年駿河湾の地震がプレート間地震の発生に及ぼした影響

  地震観測記録を用いて明らかにした駿河湾の地震のすべりの分布から,
想定東海地震の震源断層となるプレート境界面にかかっている力がどのように変化したかを計算しました。
図3は想定東海地震時にプレートがすべる方向の力の変化を表しており,
赤色は力が増加したことを, 青色は力が減少したことを示しています。
図3の灰色の長方形で示している
想定東海地震の際に大きくすべるアスペリティ (用語説明4)と考えられている領域の大半では,
力が増加
していたことが分かりました。
このように力が増加した領域では,
地震後数ヶ月間の地震活動が地震前の数倍から10倍程度活発になることが予測されました。
そこで駿河湾の地震後1ヶ月間のHi-netのデータを調べたところ,
プレート境界面がすべったと考えられる地震の数が予測された程度増加しており,
予測が正しかったことが分かりました。

 図3:
2009年駿河湾の地震のすべりにより,プレート境界面にかかる,
想定東海地震ですべる方向の力がどのように変化したかについて表しています。
ここで,力の増加及び減少を,それぞれ赤色と青色の濃淡で示しています。
点線の長方形は駿河湾の地震の震源断層を示しています。
灰色の長方形は想定東海地震で大きくすべることが想定されている領域を示しています。
緑色の丸は駿河湾の地震後1ヶ月間にプレート境界面で発生したと考えられる地震の位置を表しており,
力が増加した領域(赤色で表示)で多く発生していることが分かります。 


 

 

 

さて、もう一つは、2009年8月11日、駿河湾の地震が起こった1週間の地震。
これを見ると、前震というものはあるように見える。
もっとも、普段から地震が多い国なので、精査が大変なのかもしれないが。

 


 

というように、とにかく2009年8月11日の駿河湾の地震以降、数ヶ月は影響が出ていたようだ。

現在。問題は、現在はどうなのか、なのだが、
今回も2009年と同様に、固着域(アスペリティ)は滑りやすくなっているのだろうか。

こういう研究や予測は、是非、気象庁や判定会とも組みながら、早く情報を出して欲しいと思う。

懸念される想定東海地震を引き起こすプレート境界の下で、がたがた揺れたのだから。

 

2011.8.1の駿河湾の地震

 

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
地殻の仕組み (神崎真一郎)
2011-08-05 12:37:15
すごいですね大変参考になりました。
東海地震は怖いから普段から備えをしておくのが一番ですよね。これを見てもわからない人は朝、味噌汁を飲むときじっと汁の中を見つめてみてください。汁と味噌が分離して味噌がしたからわき上がってくるのが見えるはずです。地殻の仕組みに似ていませんか?
なるほど。 (本人)
2011-08-05 20:13:20
味噌汁ですか。
出来立ての味噌汁は、確かに不思議な模様が沸き立ちますね。
神崎さんの観察力は、すごくてユニークですね!

備えと被害を少なくする準備、心構え、しておこうと思います。

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