J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

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ツリーハウス

2008年08月17日 | 人にぞっこん

雲厚く、風が吹く静岡市の今宵は、久しぶりに涼しさを感じる夜になった。
ツリーハウスでは、どんなだろう。
市街地は熱帯夜でも、ここでは窓を閉めて寝ないと風邪を引くと、オーナーの小櫻義明さんは笑っていた。

その小櫻さんこそ、静岡葵区の大間に縁側カフェを提案した人。
静岡大学名誉教授で、地域政策に関してたくさんの要職を務めている。

小櫻さんが大間に出会ったのは、もう20年前のこと。
あまりの景色に、住みたい、というと、空き家を紹介してくれた。
やがて、ツリーハウスとしてここを建てる。

冬も比較的暖かく、道が凍らずにいて雪景色も楽しめる。
年中快適だという。
うさぎが跳ね、鹿が通り、狐やタヌキも登場する。
裏山の肉厚などんこ椎茸を狙う猿は、人家のあるここまでは来ないらしい。

これだけの開けた山の景色は、多分日本中探してもないのではないか、と話してくれた。

縁側カフェのおばあちゃんは、こんなにいいところはない、どこへも行きたくないと言っていた。
街に住む息子が一緒にといってくれるが、離れるつもりはないという。
その息子さんが、買い物の荷物を持って、訪れていた。

そんな話を小櫻さんにすると、何故か不便で評価されていないが、
住んでいる人たちは案外不便を感じていない、車で1時間の距離を、気軽に買い物に出かけているよ、と。

それほどの景色がありながら、見て楽しむところがない。
それならば、とツリーハウスを建てたのだが、ふと見渡せば、集落の縁側からだって見えるだろうと気付く。

だからといって、人様の縁側に上がりこむのは、なかなか難しい。
が、逆に言えば、縁側を開放して休めれば、これは、利用価値がある。

ふと今年の2月に思いつき、七戸ある大間の家々に相談してみた。
全戸をあげての、縁側カフェの開催となる。


縁側カフェでお茶をしたら、さあ、集落の一番上にあるツリーハウスにも出かけてみよう。



もう少し上がったところにある福養の滝の駐車場に車をおいて、少し歩けば、森に溶け込んだツリーハウス。

斜面の木を利用して、建ててある。

当然ながら、後ろは山、前は開放的な天空の山並み。

ツリーハウスのテラスに上がって見る後ろ手には、
山小屋が数軒建ててあり、泊まったり、本を読んだり、囲炉裏端の山の食も楽しめるそうだ。




辺りは木しかないので当然なのだろうが、ふんだんに木を使った建物は、贅沢にも見える。

開けた方に面した桧皮葺風の壁はよく乾燥していて、横の入り口や壁は、苔むしてきている。
これもまた、自然の風合いがなんとも良い。






さて、ツリーハウスのしつらえは、このように、南国の家を思わせるつくり。

斜面のがけ側は、開口部をとって、すだれがかかっている。

前方の空に向かった開口部からの風が、吹きぬけてゆく。




ここには、こんなにステキな寝床もあって、誘う。

ただでさえ、あまりの心地よさに時を忘れ、ここに、ただただ佇んでいたい、と思えるのに、
この仕掛けは、魅惑的過ぎる。

以前は" 昼寝や "をやってたんですよ、と小櫻さんから聞く。

今でも、200キロまで大丈夫というハンモックがあるので、大人二人でお昼寝できるそうだ。

句会を開く奥様と二人でハンモックでお昼寝、なんてしているのだろうか。

心配してももらわなくても、
私は家の”ぼく。”とハンモックしますから、そのうち、きっと、ひょっとして、いつか。。。。。

本当に、気持ちがいいところなのだ。

どのくらい気持ちがいいか、快適データ的には、このとおり。




温度が30.5度ほどを示しているが、体感気温は、26~28度といったところか。




美味しいアイスコーヒーと、小櫻さんの焼くマドレーヌを頂く。

この辺の人々がイロイロくれるのだが、お返しするものがなく、焼き始めたのがきっかけだったマドレーヌ。
姑さんのレシピを継いで、焼いているそうだ。





市街地から車で1時間少々。

小櫻さんが" 天空の癒し里 "と呼ぶわけが分かる。

頭を使い神経を使う人たちにとっても、絶好のくつろぎを提供してくれるリゾートになるだろう。

ご本人も、ここにいると神経が休まり、また、新しいことを思いつくのは経験済み。

遠い場所にバケーションに行くのもいいが、
日々の生活の中でちょっとでかけられる、日常の延長線上にある、非日常。

これから存在意義が出るのだろうと、小櫻さんはにらんでいる。

限界集落に違いないのだが、ここに住む人々は、別荘地で暮らしているかのような雰囲気。

多分、本当にここがそんな意味を持つ里だからなのだろう。

夜は特に、なんとも素晴らしい夜空に、見飽きることがないらしい。

これからの季節、観月、星見、楽しみがありそうだ。

もう、虫の音も盛んだろう。

少し降りれば湯之島温泉もある。

紅葉の大間は、また格別に違いない。



こちらは、本当のツリーハウス。
ここに上ると、木を揺らす風が吹くたびに、一緒に揺れる物見台となって、一層楽しいらしい。



●天空の癒し里・静岡市大間集落の公式サイト 縁側カフェ
http://www.justmystage.com/home/tenkuu/
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9 コメント

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ますます (albero4)
2008-08-18 05:03:16
行きたい!!

写真を見ているだけで
懐かしい山の香りがしてきそうです。

こんなに山の香りが好きなのに、
なぜ自分は花粉症なのかと
しみじみ考えてしまいます。

日常の延長上にあるちょっとした非日常。
そんな地位様物を探す楽しみが
究極の休日だねぇ。
あらら (albero4)
2008-08-18 05:04:34
日常の延長上にあるちょっとした非日常。
そんなちいさい物を探す楽しみが
究極の休日だねぇ。

と書きたかったのでした。
行きたい! (クールなお)
2008-08-18 10:08:24
NHKたっぷり静岡で、”縁側お茶カフェ”を見たんですが、限界集落の問題点みたいな取り上げ方で、今回のTJさんの記事でその魅力を”たっぷり”知ることができました。

日常の瑣末事とこの暑さで、頭の中がまるでもつカレー煮みたいにうだっているなか、

山小屋、図書室で頭の中を整理し、企画を練り、疲れたら昼寝だぁ。
これは桃源郷ですね。

大間ツアーでも催してもらえませんか。
albero4さん、 (本人)
2008-08-18 22:15:36
確か、ハンモックはイタリア製だと聞いた記憶があります。
二人用なんて、イタリア人らしいのかな。

私も花粉症があるけど、杉の山に入っても、市街地ほどひどいアレルギーが出ないような気がする。
やはり、NOxと花粉が融合して悪さしてんのかな。
春に行ってみないと分からないけどね。
ここは、呼吸がラクになるような気もします。
クールなおさん、 (本人)
2008-08-18 22:24:22
限界集落のあり方が取りざたされている中で、視点を定めたリポートだったのでしょう。
私は、中につかって見た感じもどきです。
いいところだな、静岡にいて知らないのももったいないな、と思う。
それにしても、
>日常の瑣末事とこの暑さで、頭の中がまるで
>もつカレー煮みたいにうだっているなか
これには、笑わせてもらいました!!
なんだか美味しそうじゃない??
デモ、もつカレーを作っている方はたまらないよね。
大間ツアー、なるほどいいかも。
小櫻さんに聞いてみようっと。
なおさんの仲間と大間のコラボも面白いかもって思えてきたぞ。
コラボ (クールなお)
2008-08-20 11:03:15
地域ブログのブロガー仲間は、ノリのいい人たちで、

清水シャツ着ていく!お土産に清水もつカレーもってね!と云いそう。

で、みんながブログで大間を宣伝・PR

こういうパターンが見えますが!
ほほう!! (本人)
2008-08-21 00:12:15
いいですね。
大間の縁側カフェは、毎月第1と第3日曜の開催ですので、
上手にプランのやりくりが必要になります。
一番誓いのは、9月7日ですねえ。
次は秋分の日がらみの飛び石連休か。
時期はよさげです。
行ってみたいなあ (ゆいまーる)
2008-09-04 17:04:20
てんてーん

なおさんに呼ばれて来ましたよ♪
大間10/5か19なら行けるかも。。
ツアーは凍結してます?
やっほ~~ (本人)
2008-09-04 22:48:55
ゆいま~るさん、元気にやってるねえ。
活動的な姿には惚れ惚れします。らしくなってきてるね!!

大間は、ツアーでなくとも行ってみると面白いよ。
ぼちぼち通っていて、その後にツアーがいいのかもね。

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