旅行する時、友人と出かける時、荷物の中に小さな楽器を入れることがある。
スペイン土産にもらったカスタネットだったり、ペンダントのハーモニカや平たいおもちゃの鍵盤、
オカリナ、笛、鍵盤ハーモニカ、何か、音の出るもの。
世界中に、たくさん楽器がある。
木の棒で大地を叩く、なんて単純なものもあるし、楽器として精緻を極め、洗練されたものも。
もっとも、その気があれば、手拍子、口笛、足拍子、身体が楽器になる。
楽器には、その土地が刻まれている。
素材、用途、細工、使い方、合わせ方、変身の仕方、音の風合い、出し方、音色の範囲、音量、意匠、
楽器が、自分が何故生まれてきたか、どう愛されてきたか、物語る。
その楽器らしさを一番発揮できる、言ってみれば一番能力を発揮できるのは、
使い手の血だったり、温度や湿度、氏育ちの奏でる旋律、おかれた場、ということになるのか。
よく知られたインドの楽器には、弦楽器のシタールや、太鼓のタブラがある。
小林裕介さんが演奏するのはサーランギ。
不思議な楽器だ。
一面に張られているのは、共鳴するための弦。その上に、3本の弦があり、これを弓で弾く。
押さえるのは、指の腹ではなく、爪の付け根。
おのず、このような構えになる。
二胡や馬頭琴のように弓で弾く民族楽器に比すると、少々複雑かもしれない。
初めて出会ったのは、小林さんが、インドを訪れたときだった。
この音は、なんなんだ。。。。
小林さん、運命の出会い。
手にし、弾いてみる。そして、弟子入り。
弟子として、雑事もこなした。師のために、タバコを包んで用意する、といったお世話もした。
振り返れば、それが、今サーランギを弾くのに役立っているという。
直接的な技術としてではなく、その生活の匂い、リズム、風習。。。。
運命の人との出会い、説明できない思い、何故、は無く、ただただ己が全て。。。。
サーランギのことを、小林さんは、そんな感じだと語ってくれた。
日本では、瞑想図というユニットで、今、北インド古典音楽ツアーを開催中。
北インドの古典は、即興が鮮やかに行われていて、演奏者も観客も一つの興奮にぐんぐん巻き込まれてゆく。
スポーツに近い音楽です、という所以か。一緒に息を呑み、一緒にうねってゆく。
そのグルーブ感の心地よさは、ひょっとするとトランス系の親方かもしれない。
静岡市でも、5月2日月曜、休日前夜に
「北インド古典音楽の夕べ」が催される。
この手の音楽シーンにはつとに有名な、トラディショナルサウンドの堀池龍二さんが仕掛けてくれた。
仕事をしながら、大好きな民俗音楽に"運命の人"を感じている、有限実行派の人だ。
会場の仕掛けも、やってくれた。寺。
能楽堂を模した本堂のあるお寺で、万華鏡のように広がる煌びやかな響きを奏でるシタールの調べ、
低音と高音の二つの太鼓から多彩なリズムを織り成すタブラの技、
遥かラジャスタンの地の風景が浮かび上がる哀愁を帯びたサウンドのサーランギ等の
インド民俗楽器による夕べのひと時をおすごしください。
面白そうだ。寺の能楽堂で、北インドの古典音楽。
堀池さんと住職が懇意であることから、話は流れのように決まった。
結果、イベントの下地は
後援:インド大使館 静岡市国際交流協会
協力:法岸寺 (清水区入江南、JR清水駅近く)
主催:トラディショナル・サウンド 0543-67-1564(19:00~22:00)
となった。
前売り1000円、当日1500円と、気軽な料金でもある。いいのだろうか、と申し訳なくなるが。
とにかく、面白い夜になりそうだ。
弾かせてもらった。面白い。心地よい。音の出方の感触を夢中で楽しんだ。
爪の付け根を使うので苦痛の楽器、と小林さんが言っていた意味がわかったのは、この後。
弾き終わって間もなく、爪の付け根が膨れ上がり、赤く熱く、痛い。
何事も、やってみてわかることがある。
小林さんの爪の付け根は、楽器の一部としか言いようの無いほど、弾くための硬さと盛り上がりを作っていた。
サーランギは、雅楽で言うと笙のように、空間を満たしてゆく楽器なのだそうだ。
カンバスを作る、といったらいいか。
インド音楽ユニット瞑想図は、当日、寺に小林さんの作る空間に、どんな風景を描いてくれるだろう。
スペイン土産にもらったカスタネットだったり、ペンダントのハーモニカや平たいおもちゃの鍵盤、
オカリナ、笛、鍵盤ハーモニカ、何か、音の出るもの。
世界中に、たくさん楽器がある。
木の棒で大地を叩く、なんて単純なものもあるし、楽器として精緻を極め、洗練されたものも。
もっとも、その気があれば、手拍子、口笛、足拍子、身体が楽器になる。
楽器には、その土地が刻まれている。
素材、用途、細工、使い方、合わせ方、変身の仕方、音の風合い、出し方、音色の範囲、音量、意匠、
楽器が、自分が何故生まれてきたか、どう愛されてきたか、物語る。
その楽器らしさを一番発揮できる、言ってみれば一番能力を発揮できるのは、
使い手の血だったり、温度や湿度、氏育ちの奏でる旋律、おかれた場、ということになるのか。
よく知られたインドの楽器には、弦楽器のシタールや、太鼓のタブラがある。
小林裕介さんが演奏するのはサーランギ。
不思議な楽器だ。
一面に張られているのは、共鳴するための弦。その上に、3本の弦があり、これを弓で弾く。
押さえるのは、指の腹ではなく、爪の付け根。
おのず、このような構えになる。
二胡や馬頭琴のように弓で弾く民族楽器に比すると、少々複雑かもしれない。
初めて出会ったのは、小林さんが、インドを訪れたときだった。
この音は、なんなんだ。。。。
小林さん、運命の出会い。
手にし、弾いてみる。そして、弟子入り。
弟子として、雑事もこなした。師のために、タバコを包んで用意する、といったお世話もした。
振り返れば、それが、今サーランギを弾くのに役立っているという。
直接的な技術としてではなく、その生活の匂い、リズム、風習。。。。
運命の人との出会い、説明できない思い、何故、は無く、ただただ己が全て。。。。
サーランギのことを、小林さんは、そんな感じだと語ってくれた。
日本では、瞑想図というユニットで、今、北インド古典音楽ツアーを開催中。
北インドの古典は、即興が鮮やかに行われていて、演奏者も観客も一つの興奮にぐんぐん巻き込まれてゆく。
スポーツに近い音楽です、という所以か。一緒に息を呑み、一緒にうねってゆく。
そのグルーブ感の心地よさは、ひょっとするとトランス系の親方かもしれない。
静岡市でも、5月2日月曜、休日前夜に
「北インド古典音楽の夕べ」が催される。
この手の音楽シーンにはつとに有名な、トラディショナルサウンドの堀池龍二さんが仕掛けてくれた。
仕事をしながら、大好きな民俗音楽に"運命の人"を感じている、有限実行派の人だ。
会場の仕掛けも、やってくれた。寺。
能楽堂を模した本堂のあるお寺で、万華鏡のように広がる煌びやかな響きを奏でるシタールの調べ、
低音と高音の二つの太鼓から多彩なリズムを織り成すタブラの技、
遥かラジャスタンの地の風景が浮かび上がる哀愁を帯びたサウンドのサーランギ等の
インド民俗楽器による夕べのひと時をおすごしください。
面白そうだ。寺の能楽堂で、北インドの古典音楽。
堀池さんと住職が懇意であることから、話は流れのように決まった。
結果、イベントの下地は
後援:インド大使館 静岡市国際交流協会
協力:法岸寺 (清水区入江南、JR清水駅近く)
主催:トラディショナル・サウンド 0543-67-1564(19:00~22:00)
となった。
前売り1000円、当日1500円と、気軽な料金でもある。いいのだろうか、と申し訳なくなるが。
とにかく、面白い夜になりそうだ。
弾かせてもらった。面白い。心地よい。音の出方の感触を夢中で楽しんだ。
爪の付け根を使うので苦痛の楽器、と小林さんが言っていた意味がわかったのは、この後。
弾き終わって間もなく、爪の付け根が膨れ上がり、赤く熱く、痛い。
何事も、やってみてわかることがある。
小林さんの爪の付け根は、楽器の一部としか言いようの無いほど、弾くための硬さと盛り上がりを作っていた。
サーランギは、雅楽で言うと笙のように、空間を満たしてゆく楽器なのだそうだ。
カンバスを作る、といったらいいか。
インド音楽ユニット瞑想図は、当日、寺に小林さんの作る空間に、どんな風景を描いてくれるだろう。
寺の能楽堂に入るって言うだけでも面白そう。
また写真アップ期待してます。
え、清水でそんなイベントがあるんだっ。
ちょうど、今日でブログを初めて一年、ま、お遊びだったってことで。そのうち、必要な紹介の時には、また自分の写真を載せるかもしれません。えへへ。
おのおの方、写真に真実を求めてはなりませぬぞ、ゆめゆめ用心なされませ。
お姿が拝見できるとは・・・・(´美`)
ありがたいことです。
takeさんのツッコミががなければ・・・。
帰りの新幹線は東海道を選ぶべきだった。
おもしろい楽器ですねえ。
色んな楽器があるんですねえ。
いいなあ皆さん。
私は見れませんでしたよー(泣)
ショックです!
いさぎよく、再度掲載してね。
無理なら、メールに写真添付してねー、tentenさん!
あまりに素敵だったので・・・。
見てない方すいません。
南無さんとふたりだけの秘密??
ホントですかっ?!!