J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

協働の作用

2005年04月27日 | 人にぞっこん
小さい頃、どうしたら私は幸せになれるか、考えたことがある。
小学校低学年だった。

花まつり千僧法要が26日、奈良の東大寺で営まれた。
始まりは宗派を超えて世界平和を祈願しようと、昭和63年のシルクロード博覧会に合わせてのこと。
同寺と全日本仏教青年会などが主催し、毎年4月に開催し、戦争と災害のない世の中を願うのだそうだ。

4月26日は、小泉政権発足して、丸4年の日でもあり、首相の動きがフラッシュで報道されていた。
その中で、トムクルーズと握手し、アーノルドシュワルツネガーに"You'll be back to Japan”と話しかけ、
つい最近も見たばかりの、リチャードギアとのshall we dance?場面もあった。
瞬間のハリウッドスターたちの表情が面白かった。

彼の撮ったシュワルツネガーは、一人の人として、とても落ち着いていた。
彼の撮った宮崎駿監督は、子供の目をしていた。
彼の撮ったスマップは、それぞれ強い意志を輝かせる、一人の青年だった。

カメラマン、服部貞昭さんの撮った写真。

フリーのカメラマンとして、ファッションショーや、施設の取材のために世界中に赴き、
また、雑誌のために、内外の有名人、著名人をカメラに収める。

写真を見ていると、何故彼に仕事の依頼が来るのか、見えてくる気がしてくる。
私たちが見知る顔とは違った、一人の人間の魅力が捕えられている。
細かいスケジュールの間に用意された、短い取材時間の中で、話を聞きだす記者と、表情を捕らえるカメラマン。
記者が欲しい顔を、きっと彼は捕らえることができるのだ。いや、それ以上、意外な顔を捕らえているのだろう。
その人の背負った看板、フィルターを外した、その人自身がそこにいる。
雑誌の写真という性質なのだろうか。
美しく、かっこよく、だけではない生身の人間、生きている時間の中の今現在が、そこにある。

人が好きで、カメラを通してその人たちと深く対峙して、瞬間恋愛しているのかもしれない。
役者もこなす彼だから、人間観察眼も備わっている強みもあるのかもしれない。
本人、いたって飄々とした、愉快な人物なのだが。

カメラマンになるには、才能と頭脳、忍耐力と、あとは地道な努力だという。

頭脳、というのは、どうも聞いて見ると、生きる知恵、ということらしい。
方法論を考え出し、賢明な人たちに頼ることのできる知恵。一人で何でもわかりできるわけではないことを知る知恵。

才能は、一ヶ月でわかる。教えてみて、一定レベルまで行っていなければ、才能はない。だめなものはだめ。
カメラが好きなら、趣味でやり続ければ、いいよ、と。

忍耐力、これはいい先生の下に、なるべく長くがんばっていることも必要。
徒弟制度の残る世界でがんばる様子を、現場で会う人たちは見ている。
独立したとなれば、あそこでがんばっていた人か、と繋がりもできる。

地道な努力というのは、決心したら、当たり前に付きもの。
方法論を探り、手に入れたら、そのノウハウを身に付くまで重ねてやり続ける。
決心したことのために努力するのが、何かをやるってことでしょ、とこれも、こともなげ。

ただ、天才って言うのはいる。いるね、と服部さん。

天才は、ゴーマン。それでいいの、天才だから。
サリエリがいて、Mozartがいる。ぼくは努力型だから。あはは。。。。

それだけの努力の人が、雑誌という残らない世界でのカメラマンでふと切なくなることは無いのか。

雑誌って、消えてゆくものでしょ?消えモン。
消えるもののよさってあるじゃない。
それがいいの。

ああ、声の世界もそうだし、舞台も、毎回生ゆえに異なることを考えれば、そうだね。
そういって、笑う姿は、かっこいいね。

持参してくれたたくさんの写真を見ながら、ふと気付く。

服部さん、男性が多いですね。女性もあるけど、男性ほど、入ってない感じが。。。。
ああ、そうかもしれない。ぼく、男性の方が好きなの。

誤解なきよう。彼は、男同士として男性の方が、入り込める、ということのようだ。

撮影しているところの服部さんを見て見たい。きっと、集中した美しい姿だろう。
しかし、彼に言わせれば、それよりぼくの役者の舞台を見てよ、なのだが。



ブログも見ていてくれた。写真、いいね、うまいねえと、何かやっていたか尋ねられた。
地道な努力と頭脳が足りないかもしれない。サリエリにも、なれそうにも無い。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとに (guonb)
2005-04-28 00:18:46
うまいんですよねぇ。写真。

私が言っても価値ないけど!



tentenさんの絵はそれはまた独特な感性を感じます。

デジカメ修理した頃からはより個性的になった気が…
スタジオ? (なりっと)
2005-04-28 01:37:23
この花はメチャクチャ綺麗ですね。

なんという花なのでしょう。



プロの、それも第一線で活躍されている方に認められる写真なんて素晴しいと思います。個人的には当然だと思うほど美しい写真たちですが。



ま、もし認められないとしても僕はスキです。



お忙しい中、コメントを丁寧に返して頂いて有難うございます。
guonbさん (本人)
2005-04-28 09:06:01
自分じゃわかんないんですよ、これが。

guonbさんたちに、時々ほめてもらって、おかげでああ、載せていてもいいかな、って思ったんですから価値ありあり。ありがとですよ。カメラ、そういえば、修理に出しましたよねえ。よく覚えていてくれる。

写真との付き合いがかれこれ一年、少し、遊べるようになってきました。guonbさんのように、使いこなせるまでは到底行かないよ。努力が足りない、努力が。。。。また、いろいろ教えてね。
なりっとさん、 (本人)
2005-04-28 09:19:28
これはね、家の前においてある「都忘れ」とお仏壇に上げてあった「こでまり」。都忘れは朝日が当たる頃、こでまりは、夕日に変わる頃。

時間で、季節で、光の色合いって変わりますねえ。

私の写真は、光と、風と、空気と、被写体と、カメラがやってくれてることで、私はただ、ああきれいだなあって眺めてるだけなの。

なりっとさんみたいに、スキですって一緒にその様子を楽しんでくれるのが、何より嬉しいです。



>お忙しい中、コメントを丁寧に返して頂いて



恐縮です。肩の力抜いていきましょ。いつも、ありがとう。励みになります。

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