コメント
 
 
 
これも精密司法の亜流 (核心者)
2007-12-27 00:10:09
速記でも何でもよいのですが、細かな字句や表現に囚われるのは、やはり一種の精密司法で、そこから抜け切れていないように思えます。

あえて言えば「正確・精確司法」かもしれませんが、法廷で見聞きしたことで核心を認定する・・・そういう観点からすると、万が一の確認手段にこだわるのはあまり生産的ではないように思います。
 
 
 
Unknown (てまり)
2007-12-27 20:33:41
 ご参加いただき、そして模擬裁判を主宰していただきありがとうございました。
 毎年、国会や民間の速記者、関心を持ってくださる方と交流するフォーラムと、電子速記研究会総会&開発会議を10年間続けてきております。
 世間から忘れ去られがちな裁判所速記官ですが、このような機会を通じて多くの方にアピールしたり、更に速記官としてのレベルアップをはかる有意義な場として開催しています。
 こういう中で、速記タイプ・ステンチュラの法廷持込みが許可され、「はやとくん」プログラムの官用パソコンへのインストール許可も実現し、仕事環境の改善が一歩一歩されてきています。
 最近のニュースでは、法廷の速記官用机の改善が検討されているようです。 本丸にどれほどの距離があるかは分かりませんが、公的な記録を責任を持って作り、残していくことの大切さを今後とも訴えていきたいと思います。
 
 
 
 
当事者から (TANAKK)
2007-12-29 22:32:11
 出席した中途失聴の当事者です。この電子速記は十年ほど前にも見たことがあったのですが、ずい分進歩していました。ただ、後半の記録の作成の他に、裁判員を含めた合議にリアルタイムで使うとすればもう少し幅のある考え方が必要かもしれません。漢字変換に100%の正確度を求めるのは無理と思います。そもそも、聞こえる人でも常に完全に正確に聴き取っているのかどうか。人間は漢字かな混じりで話しているわけではないという、思い切りも必要でしょう。要約も必要かもしれません。
 もう一つ考えたのは、私がいつも利用するパソコン要約筆記をはじめ、聴覚障害者のための情報保障としていろいろな手法がありますが、それらの間にあまり連携がないのが残念だということでした。文字で通訳するというコンセプトにもまとまりが見られにくいのが、手話に比べても認識の低い一因かもしれません。
 さらに、速記官は年々減少しているそうですが、あれだけの技能が伝えられないようになるのはいかにもモッタイナイことです。「温故知新」を日本語に訳すれば「古きを捨てて省みず」となるのでは、まさかないと思いますが。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。