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いろいろ考える契機 (TANAKK)
2008-02-26 14:19:54
三浦元被告の逮捕は、いろいろなことを考える契機になりそうです。まず時効。日本で殺人が15年というのは有期刑の最高に併せたのだそうですが、最近は15年以上の判決もよく聞くので、無期限はともかく、延長は考えてもいいでしょう。一事不再理は戦犯裁判などで無視されてるのかなと思うこともありますが、ブラジルの例でもし犯人が来日しても、日本は逮捕はちょっとしないでしょう。アメリカは世界の警察官であると同時に、検察官・裁判官なのだということですね。それと共謀罪が使われたそうで、警察として便利なものだそうですが、ここで改めて日本に共謀罪が成立したらということを考えねばならないと思います。この視点はまだないですね。最後に裁判員。こういう国際犯罪で時効とか一事不再理が絡む場合、素人の裁判員には理解しにくく、プロの判事が論議をリードしてしまえるということになるかな、とふと思いました。
 
 
 
時効は既に延長されています (チェックメイト)
2008-02-29 22:50:09
平成16年改正で、殺人罪を含め「死刑に当たる罪については25年」に延長されています(刑事訴訟法250条1号)。
あとは、殺人罪については、人の命を永遠に奪ったのだから、あるいは死刑相当であり得るのだから、といった理由で、時効を撤廃するかどうかという立法判断だろうと思います。
ただ、そうすると永久に捜査体制を維持しなければならなくなるわけで、国家財政等の制約を全く無視していいのかという議論も避けられないでしょう。
 
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