コメント
Unknown
(
コアラ
)
2007-04-05 22:13:53
本の感想ではありませんが、過去の判例に印象的な言葉が書かれていましたので、長文ですが紹介させて頂きます。
引用しますのは、いわゆる日本巌窟王(吉田)事件再審無罪判決であります。
「ちなみに当裁判所は被告人否ここでは被告人と云うに忍びず吉田翁と呼ぼう。吾々の先輩が翁に対して冒した過誤を只管陳謝すると共に実に半世紀の久しきに亘り克くあらゆる迫害に堪え自己の無実を叫び続けて来たその崇高なる態度、その不撓不屈の正に驚嘆すべき類なき精神力、生命力に対し深甚なる敬意を表しつつ翁の余生に幸多からんことを祈念する次第である。よって主文のとおり判決する。」(名古屋高判昭和38年2月28日判時327号26頁以下)
最高裁白鳥決定以前の極めて希有な再審無罪判決です。非常に心に残る言葉ではないでしょうか。
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
引用しますのは、いわゆる日本巌窟王(吉田)事件再審無罪判決であります。
「ちなみに当裁判所は被告人否ここでは被告人と云うに忍びず吉田翁と呼ぼう。吾々の先輩が翁に対して冒した過誤を只管陳謝すると共に実に半世紀の久しきに亘り克くあらゆる迫害に堪え自己の無実を叫び続けて来たその崇高なる態度、その不撓不屈の正に驚嘆すべき類なき精神力、生命力に対し深甚なる敬意を表しつつ翁の余生に幸多からんことを祈念する次第である。よって主文のとおり判決する。」(名古屋高判昭和38年2月28日判時327号26頁以下)
最高裁白鳥決定以前の極めて希有な再審無罪判決です。非常に心に残る言葉ではないでしょうか。