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あんな和解ができればいいですね (瑞祥)
2007-11-10 23:00:14
 できすぎかもしれないのですが,開発と自然保護を調和させた見事な和解でした。しかも裁判官のアイデアで。こんな和解はなかなかできないのですが,判決と違って,柔軟な解決案を出せるのが和解の強みであり,魅力ですね。それはそうと,あの和解調書はどのような具体的内容だったのでしょうか。おそらく,修正した事業計画書を別紙として添付するものだったのででしょう。裁判実務的には興味がありますね。
 なお,ドラマが終わった後,知りあいの弁護士と話したところ,いい和解をするには,浅野温子が演じた弁護士のように,弁護士も裁判官を信じて共同作業をすることが大事とのことでした。なるほどと思いましたが,一方で,主人公の三沢裁判官のように,弁護士に信用させる裁判官であることが大事との戒めにも思いました。精進しなくてはいけませんね。
 今回でドラマはおわりですが,裁判官の希望者,増えるかな・・・?
 
 
 
 
和解勧試のタイミング (ロー生です)
2007-11-10 23:59:07
和解というと、裁判官が少しでも判決を書く手間、事件数を減らしていくために当事者の意向に反して強引に行うもの、裁判官が足りないことから来る弊害の一つのように捉えられがちだったと思います。しかし、判決で一刀両断にするより当事者の納得が得られれば(現実にはなかなか難しいのでしょうが)それがもっとも望ましい形での紛争解決でしょうし、裁判官としてのやりがいも大きいだろうなと感じました。

ただ、見ていて
・裁判官が原告に肩入れしすぎているのでは?
・地下水の調査報告書が出た時点での和解勧試はタイミングとして適切か?(これだけでは決定的な資料とは言えず、まだ早いのではないかと感じました)
・裁判官が率先して建築工学を勉強し、図面に線を引いて計画を提案していましたが実際そこまでやるものなの?

等の疑問を感じました(笑)

僕自身はかなり裁判官に魅力を感じました。
法曹三者の中で最も幅広く多様な事件、人生模様に接して人として成長できそうな気がしています。
 
 
 
ジャッジ最終回に寄せて (curiousjudge)
2007-11-11 00:14:17
あっというまの全5回でしたね。
現職裁判官であり、主人公とほぼ同世代の私としては、面白く見たのですが、一般受けしたかどうかというと、どうでしょう?

和解勧告については、被告側があえて自己の側に不利な調査報告書を出してきたことを、一つの「サイン」と受け止めたのではないでしょうかね。
こういう微妙な場面では、当該弁護士との間の信頼関係も物を言いますしね。

また、「原告側に肩入れしすぎ」との意見がありましたが、あのドラマに描かれた限りでは、裁判官の当該訴訟指揮が特に偏頗なものとは思えませんでした。この点は「公平中立」ということをどう捉えるかという考えの違いがあるのでしょうが・・・・
 
 
 
三沢恭介裁判官、感動を有り難う (喜多川歌麿)
2007-11-11 12:48:30
「法曹家」には、バランスの取れた判断が求められていると言われています。
三沢恭介裁判官、悔しいほどバランスが取れていますね。
しかし、ドラマと現実は・・・

こちらにも書いています。
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