コメント
 
 
 
取調べの「可視化」となるか (コアラ)
2007-05-15 22:18:21
こうした取り組みは、取調べの「可視化」の一歩として有効的なものとなると考えられます。また、裁判の迅速化という意味でも一定の効果があるかもしれません。
ただ、指摘のように検察側の有利な映像になり兼ねない、という部分も頷けます。今後の動向が気になります。
 
 
 
もっともですが,長い目で見ると (瑞祥)
2007-05-15 23:05:14
コアラさんの言われるように,確かに検察側の有利な映像になりかねないという批判もあるでしょう。しかしながら,証拠請求をした供述調書が何通もあるのに,DVDは20~30分程度というなら,やはり誰でも疑問はもつのではないでしょうか。そうすると,ほかのDVDも提出するよう方向に訴訟指揮がなされる可能性があります。そうでないにしても,供述調書の通数とDVDとの関連について,検察側は合理的な釈明をしなければならないでしょう。また,従来は,取調時間に関する捜査報告書や,留置人出入簿(正式な名称は忘れましたが)等によって,取調時間を確定し,それに供述調書の変遷,水掛け論の尋問結果(捜査官と被告人)等から,取調過程をできるだけ再現し,間接的なもので任意性や信用性を判断するという苦しい作業を刑事裁判では行ってきましたが(私の刑事裁判の数少ない経験でもそうでした。),それがDVDという映像で直接的に立証され,そういう立証が当たり前と言うことになっていけば,捜査過程もすくなからず影響を受けるのではないでしょうか。もちろん,定着までにはいろいろ紆余曲折があり,不開示のDVDについて争いが生じるでしょうが,こういうもので任意性を立証しなければならないのだという文化を育てるのが大事だと思うのです。長い目で見れば,刑事裁判や捜査に置ける変化は大きいと思います。
その意味で,いろいろな思惑はあるでしょうが,捜査過程の可視化に第一歩を踏み出した検察には敬意を表したいと個人的に思います。
 
 
 
Unknown (コアラ)
2007-05-16 23:10:54
今回は、証拠申請に踏み切った検察の取り組みは大いに評価すべきでしょうね。
これからは、水をやり太陽の光をたっぷり浴びせて、丁寧に育てていく必要がありそうですね。そうして立派な「花」を咲かせるよう、決して枯らすことのないよう、努力していかなければいけませんね。
 
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