桃の花が満開になったので、
春色の花たちと一緒に籠に生けた。
今の暦では、三月三日を桃の節句としているが、
よほど南の地方でない限り、
この頃に桃の花は咲かないのではないだろうか。
このところ少し春めいて、
桜の便りとともに、桃も咲き始めているようだ。
旧暦では、ちょうど今ごろが桃の節句。
自然とともにある方が、
より実感がわくと思うのだけど。
ついでにいうと、五月五日、端午の節句に
菖蒲(しょうぶ)を飾る風習も、
旧暦の六月ころなら やはり
自然に咲く花をお供えすることができるのにといつも思う。
そうすれば、ハウス栽培で温度調整をして
無理に咲かせなくてよくなるのにね。
やはり自然の気温で咲く花が、一番美しい。
さて、今日で仕舞う予定の雛人形にも、
最後のお供えを。
紅白の桃、桜など。
夜にはキャンドルを灯すことにしよう。