東京人生

東京で人生放浪。30年かけて身に着けた肩書きは、子なしOL主婦。

小さい自分への抵抗

2005-08-29 21:30:05 | Books
「妻の恋」(内館牧子著)を読んだ。
夫と二人の子供を持つ専業主婦、涼子が、家事と子育て、内職の日々にむなしさを感じてたとき、夢のような男性と出会い、恋に落ちる。友人の万知子から忠告を受けながらも、恋を止められない。という、話。昔、NHKでドラマになったらしい。現実には、ありえなさそうな展開だけど、専業主婦のつぶやく言葉、発想がリアリティにあふれ、身につまされる。実際、ドラマの反響も大きく、女性陣からは共感、男性陣からは叱責の声が寄せられたという。

専業主婦の涼子は、普通に恵まれた生活を送り、文句といえば、夫が自分を女扱いしないことくらい。一般的には、十分幸せなのだろうけど、心のときめきのない生活が、さびしい。これを人は、わがままというかもしれない。でも、私はわかる。人間の欲求として、ワクワク、ドキドキするような刺激を求めるって、あると思う。

このまま平和な毎日を過ごし、年老いて死んでいくとしたら。今の私は子供がいないので、主人公の涼子は、十分に生産的な生活をしていると思うけど、でも、それでも空虚感を感じるというのは想像できる。結婚前は、結婚したら幸せと思うし、子供がいないうちは、子供ができたら幸せと思う。でも、それは、求めているものが得られた幸せだと思う。継続する時間も幸せではあるけど、その穏やかさは、ときとして単調になる。だから、不幸せ、ではない。幸せなんだけど、不満ではないけど、でも、このまま時が過ぎていくのは、むなしい。私を使い切っていないような、まだ湧いてくる感情が残っているような、そんな気がしてくる。

そんなときに涼子は、日常を超えた魅力で迫ってくる男性に出会う。女性として見つめられる喜び、話す楽しさ、彼を想う胸の高鳴りを感じる。それは涼子に、生きるエネルギーを与える。生活そのものが楽しくなる。夫や子供に申し訳ないと思うけど、自分の感情を大事にしたいと、突き進む。泣いたり、笑ったりしながら、自分を見つめなおす。

今、私は仕事をしていて、涼子ほどの空虚感はない。でも、それでも、このままでいいのかと、思うことがある。子供がいないこと、仕事をしていても派遣社員であること、趣味があるようでないこと、どれもが半端だから。何かの舞台で、求め、求められる自分を感じたいと思う。

新しい人と出会って、新しい自分を発見したい。昨日と違う私を、見て欲しい。私の考え、感情を伝えたい。そして、受け止めて欲しい。そういうことを全て、夫に求めるのは難しい。それをこの本では「日常」だから、と表現している。確かにそうかもしれない。でも私は、それだけじゃないと思う。夫一人で、これらを支えきるには重たい、ということもあるし、また、安心を維持したい場では、刺激や挑戦は、求められていないとも思う。もちろん、まったく求められていないわけでなく、不安にならない範疇の刺激は必要と思う。あくまで、信頼を失わない、安心感に支えられた関係。ワクワク、ドキドキするほどのものは、家庭では時に、落ち着きを失う。

涼子はそれを、夫ではない男性に求めた。涼子の友人、万知子は作詞家になるという夢にむかうことで、情熱を発散させた。私は会社に行きながら、解放している。形は違えど、内なる思いは同じ。自分が小さい存在だとわかるから、抵抗したい。最後は今と同じ場所に戻ると薄々感じながら、やるだけやってみたい。夢見る時間は、自分を少し、大きく感じさせてくれるから。

結婚式記念日の計画

2005-08-29 17:08:54 | Weblog
9/1は、結婚式記念日。5年目に突入。
「結婚記念日」ではなく、「結婚式記念日」というのは、もう一つ「入籍記念日」もあるからで、それらを区別してるから。どっちでもいいといえば、どっちでもいいのですが、ま、いちおう。

前の会社では、アニバーサリー休暇とか取っていたけど、今の会社は折りよく、休業記念日でお休み。何の調整もなく、休めるぞー!
・・と、思ったら、夫は会社の研修が入り、8/31から2泊3日で不在に!
記念日に、本気で、一人ぼっち。

そんなことを話したら、友人が、一緒に遊ぼうと言ってくれた。新しいシビラのワンピースを着て、ランチにでも、って。彼女もヒマだっただけかもしれないけど、うれしい。

さっそく、ランチ候補に、結婚式をしたレストランをチェック。青山にある一軒家のフレンチレストラン。ランチは、、、コースで3500円!ワインでも飲んだら、5000円オーバーか。
ディナーは確かに高かったけど、ランチもこんなに高いとは・・・。ひるむ。
姉妹店のレストランも、チェック。@恵比寿。こちらのランチは、3000円。やはりそうか。夫とだったらまだしも、友人に想定外の支出をせまるのは気が引ける。

最近、レストランの新規開拓をしておらず、むしろ前にいってよかったお店をリピートすることが多い。確実だし、安心だし。それで、印象深かった白金のパトリス・ジュリアンのお店もチェックしてみたけど、閉店してしまっていた。あったとしても、こちらも3000円オーバーのランチなんですが。

20代に、高級レストランでランチすることにはまった時期があり、毎週末のように練り歩いていた時は、このくらいの金額もキャパ内だったけど、たまにしか外食しなくなった今は、なんだか高く感じる・・。やだわ、所帯じみたかしら。

せっかくなので、もうちょっと考えてみるべし。友人の意見も聞いてみよう。

秋服が欲しい

2005-08-28 23:15:15 | Weblog
創刊されたばかりの雑誌「美人百花」を立ち読み。20代後半をターゲットというけど、結構、ギャルっぽい。表紙を飾る梨花ちゃんに、敬服。普通に美しいし、かっこいいモデルさんだけど、こういう雑誌で用いられるって、やはりカリスマかしら。どの服を着ても、素敵に見えるんだから。最近のバラエティで、叫んでいる梨花ちゃんとは、別人のよう。

一通り読んで、やはり私は雑誌「Style」を手に取る。・・・と、これも20代後半がターゲットでした。ううう。。でも、清楚な雰囲気からキャリアスタイルまで、どれも私好みだから仕方ない。年齢的にはオーバーだけど、よく見る雑誌のひとつ。

今年は、昨年よりもスカート丈が短くなっている気がする。ミニスカートにブーツとか、フレアースカートにブーツとか。ショート丈のパンツにブーツ、は、ぜったいやろう!と思っていたけど、フレアースカートにブーツのスタイルを見て、これもかわいい!と目が釘付けに。白いシャツにきれいな色のカーディガンで。スカートは買う気がなかったけど、昨年買った半端丈のスカートが急に古く思え、やっぱり買いたくなる。

ブーツはミニマムで買おうと思っていたけど、そういえば今年は、冬のコートも買おうと思っていたことを思い出す。ショートパンツとフレアースカートと、カーディガンを買う計算をしつつ、そういえば、バッグもしばらく買っていない、、と考える。
最近、トレガーアプローチ関係のサロンに通い始めたし、先日はシビラのワンピースを買ったし、ダイビングの器材も欲しいと思うし、、、お金、かかるのう。

夫に言うと、「買えばいいじゃない」と、軽く言う。こう言われると、なんだか買いにくい。「えーそんなに買えないよ」と言われれば、なんとか工面して買いたい!と思うけど。子供がいなくて共働きしている今は、確かに買ってもいいかもしれないけど、根が貧乏性なのかなあ、なんか全部は買っちゃいけない気がする。

でも、「美人百花」に出ていたライブドアの広報、乙部さんも話していたように、好きな服を着るのは楽しいし、前向きな気持ちになる。人に会おうって気になる。自分がきれいにしているのは、生きる原動力でもある。そういうのに、お金がかかるというのは、許されるんじゃないかな、なんて。

好きなファッションを身に着ける。お金がかかるし、手間もかかることだけど、私には大事なことに感じる。
言い訳なんて、どうでもいいか。かわいい洋服が欲しい、そして、それを着たい!

恋をすると

2005-08-18 23:46:12 | Weblog
恋をすると、女は、きれいになる。
恋によって、きれいになる分泌物が出てくるという。
けれども、恋をしなくても、同じ分泌物が出るエステ誕生。

という記事を読んだ。
そんなエステがあるなんて!と驚きつつ、今更ながら、恋の効用を考えた。エステで採用されるくらい効果的で、明確な作用があるんだから、信憑性も高い。
恋をすると、、、という表現が気恥ずかしいので、言い換えるなら、好きな人ができたら、という感じでしょうか。私は、好きな人ができたとき、体内にキレイ分泌物が出て、きれいになっていたのかなあ。

思い返すと、片思いのときは、きれいになってた気がしない。はじめは楽しくて、キャアキャア言ってても、その人は私をどう思っているのか、とか、好かれているのか嫌われているのか、とか、だんだん気になることが増えてきて、疲れ果ててしまう。きれいになるどころか、疲労困憊、肩を落として、みじめなもの。不安で、自信喪失。

でも運良く、うまくいったとき、そのときは、驚きや感動の刺激が幸せな気分にしてくれた。人を好きになることで、安心して、自信が湧いてきた。もう人を好きになるなんて疲れることはよそう、と思ったときと、雲泥の差。
つまり、私の場合、人を好きになって疲れたときは、身勝手に好きになっていただけ。それで、空回りしていた。それは、「きれい」とは、かけ離れている。

きれいになるほどの分泌を感情で推測するなら、気持ちが満ち足りたときに出てくるということかな。恋というか、刺激や充実を感じる関係性。安心して、自信が蘇って、嬉しい気持ちになる。そんなときは、外見もはつらつとしているのかもしれない。

こんなことを考えていたら、人を好きになりたい、恋したい、と思った。今更ですか?うん、、、今更だけど。エステでもらうより、自分の中から感じる充足感がいい。

最近、読んだ本々2

2005-08-14 21:27:59 | Books
「99%の誘拐」( 岡嶋 二人著)
「感じない男」(森岡 正博著)
「くど監日記(真夜中の弥次さん喜多さん)」(宮藤 官九郎著)
「綺麗はとまらない」(藤原 美智子著)
「ゆがみメンテナンス」(勝山 浩尉智著)

「99%の誘拐」は、昔の本だけど、当時のハイテクを駆使した誘拐で、時代の流れを感じるのがおもしろい。警察は「プロテクト」の意味がわからないし、データ保存媒体はFDしかない。今となっても、これは無理じゃないか?と思うような技術も使っているけど、本が発売された当時に読んでいれば、高度情報処理技術に圧倒されたのではないかと思う。

「感じない男」は、男性が自らの性を赤裸々に語った本。読んだところで真実なのかもわからないけど、少なくとも男性のいやらしさを単なる「いやらしさ」とは感じなくなった。そこにある、深い論理的思考、プロセスを著者が切々と語るのを読み、意外と深いんだな、と。特に、ミニスカートに惹かれる理由として論じた箇所では、気になっていたミニがスカートではなくキュロットだったときの怒りの大きさに、深刻なものを感じた。

友人に「ゆがみ」を直すエステをすすめられ、そのときに勝山浩尉智氏の名前を聞いたので、氏の本「ゆがみメンテナンス」を読んでみた。実践的なメンテナンスとして、いくつもの体操(?)が載っているので、ためしにやってみると・・・効く!これはスゴイ、と思ったけど、読みすすめるに従い、難しくなり、途中で断念。言葉と図で、わかる気がするけど、実際に見えてない骨をずらすので、感触として難しかった。。

「皇帝ペンギン」

2005-08-14 11:12:56 | Entertainments
映画「皇帝ペンギン」を観た。
半年くらい前に、友達が試写で観て、暑い夏にオススメ、と話していたので。

皇帝ペンギンの生態と、家族愛的なストーリをミックスさせた内容。壮大な自然をバックに、ペンギンが列を成して、せっせと歩く姿は、まるで労働する人間の行進を思わせる。吹雪に打たれ、つらい、切ない姿なんだけど、でもそれはペンギン。振り返ることもなく、言葉を発することもなく、時に滑って転んだりしながら、目的地まで歩くのみ。そのシンプルな表情が、だんだんコミカルに見えてくる。

「つらい」とか「大変だ」なんていうのは、人間の言葉であって、彼らペンギンの世界には、ないのではないかと思う。かといって、楽しんでいるとか、おもしろがっているわけでもなく、自然の摂理に従って、果たすべきことを果たしている従順さ。その姿に、喜怒哀楽を乗せて眺める、人間ののんきさ。

私も、のんきな一人。映像を見ながら、笑ったり、驚いたり、感心したり。彼らの几帳面な遺伝子は、常に自然との闘い。同じ生物なのに、私にはああいう、生きるためのスケジュール感がないなあ、と思った。子供を産む時期、産む場所、子供が成長する時間、など、体内に組み込まれた焦燥に従う生き方って、生命の正しい営みに思える。地球上で、こんな風に生きている生命があるんだ、、、と感動。

タイマッサージ

2005-08-12 22:14:05 | Travel
タイは、タイマッサージが有名。最近は、高級ホテルのスパも、人気です。それらについて。

★「ママズ マッサージ」
チャウエンビーチの北部にあるタイマッサージ店。地元の人が通う、と聞いて、行ってみました。地図では、チャウエンビーチの中心地あたりなのに、どこを探してもなく、人に聞きながら歩き、とうとうたどり着いたのは中心地から15分ほど北に行った場所。苦労してたどり着いたためか、否か、ナイスマッサージ!でした。
レモングラスの香りのオイルで、ボディマッサージ。60分で1000円しないくらい。
マッサージはオススメだけど、マニキュア・ペディキュアは、NOTオススメ。やすりで形を整えるのも、前後左右にしごきまくり、トップコートもしないので、はげるもの早かった。。

★「マンダラ・スパ」
サラサムイホテルにあるサロン。いろんなコースがある中、私は「アロマティック・フェイシャル」をセレクト。顔とデコルテをマッサージ&パックして、1時間。2200B(約7~8000円)と、いい値段だけに、すごく良かった。ビーチで遊んだ後に行ったので、胸の辺りが日に焼けて赤くなっていたのだけど、それが、すっかり引いてしまった。肌もしっとりとしたし、効果テキメン!お金があれば、毎日でも通いたかった。。

★「ムアン・サムイ・スパ・リゾート」
ここは、うまくて最高!と聞いていたので、事前にチェックしてたところ。チャウエンビーチの南の方。ちょうど行ったときに、予約がいっぱいで、待ってる時間がなかったので、スパの見学だけして、帰ってきました。。
ホテルの一角にあるのだけど、スパに行き着くまでで癒されてしまう空間。緑の生い茂る通路をうねうねと歩き、静けさの中にポカンとプール登場。水遊びをしたり、チェアで本を読む欧米人をわき目に、スパに入る。チャウエンビーチの喧騒を忘れる、落ち着いたロケーション。ここで、うまい施術を受けたら、寝ちゃうんじゃないかな、というような雰囲気。時間があれば、受けてみたかった・・・。

★チャウエンビーチの某マッサージ店
タイマッサージのお店で、チャウエンビーチの通りから、少し脇に入った場所にあり、交通の便がいいので、2回も行ってしまったお店。なのに、店名がわからない・・・。
1回目は、トラディショナル・タイマッサージ。これに、オイルのオプションをつけた。ココナツオイルで、背中から手足まで、ごしごしマッサージをする。香りが甘く、やわらかくて、心が落ち着く。前半は、香りに包まれていたけど、後半はほとんど普通のタイマッサージ。がんがん、もみほぐします。私は肩にこりがあるので、それを見つけたマダムは、悪霊退治のごとく、徹底的にやっつけていました。い、いたい、、、とつぶやきたいくらいの強さなんだけど、さすがトラディショナル、揉み返しもなく、気分爽快でした。
2回目は、フットマッサージ。イスに座って、マダムに足をこすられる。押したり、さすったり。タイマッサージは痛いくらいだったのに、フットマッサージは優しく、優しく。拍子抜けするくらいだけど、しかし、それがまた気持ちよく、うっかり、うとうとしてしまった。終わったら、足のむくみが取れて、すっきりしました。

旅行中の本・映画

2005-08-12 11:31:55 | Travel
旅行中に読んだ本や、映画について。

★「海・呼吸・古代形象」(三木成夫著)
旅先で、本を読む。
なんてことは、あまりしていなかったけど、今回はビーチで読みたい本があった。それが、この本。
人の進化とか、胎児の世界とか、母性、呼吸、など、生命に関して、解剖学者の著者が語る。解剖学とか生物学なんて、とっつきにくいと思うけど、優しく語り掛けるように書かれた文章で、内容もわかりやすいし、ユーモアもある。
学校で歴史を勉強したけど、その歴史より更にさかのぼる、生命の進化のプロセスは、壮大な宇宙を見るよう。そのプロセスが、胎児の成長に現れている神秘。海のリズムが、今なお体内に響いているのではないかという遠い記憶。
進化論の正否ではなく、生命の神秘的な存在について、感動を覚える。自分の身体が愛しくなるような、奇跡的な時間の流れを感じる。
電車の中で読むより、波の音を聞きながら読む方が、しみじみと味わい深い、気がする。と、いいつつ、読みながら、すや~っと眠りにつくこともしばしば。。

★映画「デンジャラス・ビューティー2」
飛行機の中で観た映画。サンドラ・ブロックが、FBI捜査官から、ミスコン美女としてFBIイメージキャラクター(?)として活躍する。気楽に観るには、もってこい!笑えたし、すかーっとします。なにやら、日本でDVD発売予定日が、2005/10/07だそうで。

★映画「ロボッツ」
これは、、、まあまあ、かな。オーバーアクションが多くて、観てて疲れてしまった。にもかかわらず、途中で寝てしまった・・・。

・・・しりつぼみですが、以上。

サムイ・タオ島の食事

2005-08-11 15:22:27 | Travel
サムイ島とタオ島で食べた、食事について書きます。といっても、おいしかったものをリピートしたりしているので、バリエーションは少ないかな。

★マサマンカリー

タオ島でボートダイブしているとき、昼食にいただいたのが「マサマンカリー」。ココナツミルクにスパイス、ジャガイモ、ナッツ、鶏肉が入っている。ココナツミルクの甘さと、スパイスの辛さが絶妙で、さらにナッツの香ばしい感じが、おいしさをひきたてる。海でダイビング途中に食べたから、おいしかったのかなと思ったけど、そんなことはない、その後、タオ島で1回、サムイ島で3回食べたけど、どれもおいしかった!
辛さ的には、タオ島で食べたのが一番辛く、サムイ島では、ほどほどだった。ほどほどというのは、日本の中辛くらいかな。写真は、サムイ島のチャウエンビーチにある「TheDeck」で、オーダーしたときのもの。友人に勧められた「イエローカリー」もオーダーしてみたけど、「イエローカリー」の方が数倍辛かった!辛いもの好きな夫が、腹痛をおこすくらい・・・。
サラサムイホテルのレストランでも、「マサマンカリー」を食べたけど、こちらはスープより具が多く、「TheDeck」より辛めだったと思う。スープもおいしかった私としては、「TheDeck」が好みかな。ちなみに、「TheDeck」は、ラッシーがおいしかったです。ラッシーとはいえ、ほとんどシェイク。バナナラッシーとマンゴラッシーがおすすめ。

★パッタイ

タイの焼きそば「パッタイ」。これは、春雨のような麺に、野菜や肉が入っていて、ナッツをあえて食べる。ついていれば、ライムをしぼったり。タオ島にいたとき、これを食べたかったのだけど「パッタイ」という言葉が出てこず、「フライドヌードル」といっては、あんかけにキシメンが入ったような料理など、ビミョウなすれ違いを繰り返した。サムイ島に来てようやく、「パッタイ」でオーダーし、これにたどり着いた。写真は、「TheDeck」のもの。同じパッタイでも、サラサムイホテルのレストランだと、こんな感じ。

薄焼き卵で焼きそばを包み、トッピングする野菜をおしゃれに盛り合わせています。味は大差ないけど、おしゃれ度はサラサムイホテル。ちなみに金額も、サラサムイホテルの圧勝。

★サラサムイの朝食

タオ島でステイしたホテルは、カジュアルな朝食だったけど、サムイ島のサラサムイは豪華でした。ビーチに面したレストランで、ビュッフェスタイルだけど、それ以外にメニューから料理をセレクトできます。最初、わからなくて、メニューにあるものはビュッフェにないのかと思い、パンケーキをオーダーしたけど、ビュッフェにいってびっくり。なにもかも、あるじゃん!
じゃあ、パンケーキがささやかなものなのかなと思ったら、そんなことはない、結構なボリューム。初日は、すごい量の食べ物をテーブルに並べてしまいました。。
ビュッフェで目を惹いたのは、チーズとフルーツ。朝から、ブルーチーズやスモークチーズなど、何種類も並べられています。フルーツも、マンゴから名前がわからないものまで、よりどりみどり。おもしろかったのは、ジャパニーズスシ。サーモンが入っていたのかな、割とおいしかったです。
ここで注意は、虫。オープンエアで遮るものもないから、虫がたかりほうだい。ビュッフェは、それぞれ料理に虫除けのかごを置いているけど、テーブルには食べ終わるまで、戦い。手で除けたりして落ち着かないので、ある程度は多めに見るべきでしょうか。せめて、ボディには虫除けスプレーをしていくことをおすすめします。
あと、注目は、お皿やインテリア。コンランショップで見るような、おしゃれだけどシンプルな、でも実際どう使って良いのかわからないようなグッズが、さらりと使われている。大きな赤いタンブラーに水をいれ、銀のソーサーをしく。あるいは水色の焼き物の小さいカップにカプチーノをいれ、泡を滴らせる。色といい、形といい、完成されたセンスを感じました。食事がおいしいかどうかも大事だけど、こういう目で感じるものも、食事の楽しさ。


タオ島ダイビング

2005-08-11 14:19:49 | Travel

タオ島では、ダイビング三昧。朝から夕刻まで、大きなボートに乗って、島のまわりのダイビングスポットをまわる毎日。海中の写真はないので、もぐったポイントと、思い出をつらつらと書いてみます。

★ホワイトロック(White Rock)
 タオ島の北西にある、ナン・ユアン島南部の岩。ここに着くまで、すごい波で船が揺れ、すっかり船酔いに。ただ揺れるだけならまだしも、揺られながら器材のセッティングをしたことが効いた。。私より夫がひどく、潜れるのか心配になったけど、本人が平気というので、強行エントリー。ボートのふちに座って、背中から転がり落ちるように、海に入る。実は、初めてのボートダイブ。すごいドキドキした。
 船酔いの夫も、海に入ったら元気復活。ゴルゴニアンシュリンプや、ハナビラクマノミ、コバンザメ、フウライボラの群れなどを見る。見たけど、今となってみると記憶があいまい。。いろいろ、興奮していたのかな。

★ジャパニーズガーデン(Japanese Garden)
 日本庭という名前のポイントは、なにが日本風なのか、興味津々でエントリー。やわらかいサンゴ、ハナガササンゴが点在し、ツンツンした円形のかたまりが、まるで松のように見える。松のある日本庭園のよう。これが名前の由来らしい。キャベジコーラルという、キャベツのようなサンゴも、風情あり。陸上で動植物を見るなら、下から見上げることになるが、海中では、上から見下ろす形になり、高さのでこぼこや、大きく広がる景観が一望できる。それが、おもしろい。
 出会った魚は、ヤスジチョウチョウウオ、ツキチョウチョウウオ、ハタタテダイなど、いかにも熱帯魚です系と、レッドマージンシュリンプゴビーという小さなエビ、など。このあと、たくさんの熱帯魚です系と出会うけど、伊豆では見たことなかったので、見たらもう、おおはしゃぎ。嬉しかった。

★セイルロック(Sail Rock)-1
 タオ島からボートで2時間!またしても波が高かった、、、けど、慣れて平気に。揺られながらの器材セッティングも、軽々。
 ここセイルロックは、チムニー潜行がすばらしい思い出。大きな岩がゴツゴツとあるなか、岩にあいた縦穴がある。上からその穴に入り、下のほうで抜けられる。穴の直径は、2~3メートルくらい。縦穴の高さは、10メートルくらいかな。私が一番最初に行くことになり、おそるおそる潜行。穴に入ると、光がさえぎられ、生物がいるのかいないのか、気配だけを感じる。静けさと闇に不安になりつつも下につき、横に抜ける穴を見つけ、光の広場に出る。そのとき、一気に明るい砂地と岩、いろんな魚の視線を受け、海でひとりぼっちの快感を感じた。絵本の中に迷い込んだような、音楽が聞こえるような気持ちだった。

★セイルロック(Sail Rock)-2
 セイルロックのダイブ、2本目。今回は感動の興奮も落ち着き、魚の鑑賞に。マクロ三昧、と聞いたけど、確かにその通り、魚の群れのすごいこと。タイワンカマスという、細長くて銀色の20cmくらいの魚が、すごい数で群れて泳いでいて、眺めている私のまわりをくる~と一周した。つまり、群れに囲われてしまった。360度、タイワンカマス!
 ギンガメアジの群れもすごかった。目が横についているから、魚の数だけ視線があって、圧倒される。縦に高く、横に広く、動く群れの姿は、生命と本能のかたまり。

★サウスウェストピナクル(Southwest Pinnacles)
 センジュイソギンチャクというイソギンチャクが、メインの岩にはりつき、まるで絨毯のように覆っている。それがとても、きれい。クマノミ城といわれるくらい、クマノミがたくさんいる。ハナビラクマノミ。クマノミは、どのクマノミもかわいいし、また、攻撃的。同行者が写真を撮ろうとしたら、カメラに向かって、つついたり威嚇したり。伊豆のクマノミもそうだったけど、その攻撃の熱心なこと。かわいくて、全然怖くないのだけど。
 ここも、群れがたくさん見られた。もはや、群れも景色の一環。岩があり、サンゴがあり、魚がいて、群れがある。みたいな。

★チュンポンピナクル(Chumphon Pinnacles)
 タオ島北西の巨大な岩。ジンベイザメが見られる場所だが、今回はお目にかかれず。でも、私はここがとても気に入った。景観のよさ。スケールの大きさ。岩にあるトンネルをくぐったり、いろんな魚がいたり、アドベンチャー気分。ログブックには、シェベロンバラクーダとか、ジャワラビットフィッシュとか、書いてあるけど、どれがどの魚だったか、記憶があいまい。ただ、美しい景色と魚に感動したことは、確かな記憶。

★グリーンロック(Green Rock)
 ここは、注意が必要。危険な魚、トリガーフィッシュがいるから。奴は、キヘリモンガラとゴマモンガラ。あわてることはないけど、出たら近寄らず、遠ざかるべし。ガイドがサインを送るというけど、見たらわかるよ、と言う。いかにも、悪そうな顔をしているから、だって。実際、海中で出会ってみたら、すぐにわかった。本当に、悪そうな顔をしている!体も大きいし、色も変わってるし。なにごともなかったけど、海にはこういう魚もいるんだね。
 他は、かわいい生物が多かった。トウアカクマノミが至るところにいるし、ヒメハナギンチャクという、カップに入ったようなイソギンチャクはユニークだし。イソギンチャクって、見つめたり、海水を揺らしたりすると、驚いて引っ込んじゃう。恥ずかしがりやなのか、臆病なのか。

★マンゴベイ(Mango Bay)
 旅行最後のダイブポイントは、マンゴベイ。ホソヒラアジの群れを狙っていくが、見られず。そのかわりというか、ヨメヒメジの群れを見た。ヨメヒメジは、伊豆で何度もみているけど、1匹か2匹で泳いでいるのを見かけただけだったので、ここで群れでいるのをみて、新鮮だった。
 穏やかな海なので、オープンウォータなど、たくさんの講習が開かれていた。シュノーケルをしてみたけど、十分きれいな魚やサンゴが見られた。
 ちなみに、上にある写真は、マンゴペイから帰るときの写真。船の最後部から、後ろを振り返って。

以上、3日間で、8ダイブ。タオ島は、2~3週間ステイする人も少なくないので、私は短い方でした。一緒に潜った日本人のみなさんとも仲良くなって、楽しいダイビングだった。ジンベイザメは見られなかったけど、8月になって何度か、見られたみたい。いいなー。


サムイ島のホテル

2005-08-08 21:48:26 | Travel

先々週に、タオ島とサムイ島に、旅行へ行っていました。
タオ島では、ダイビングで、ずーっと海に出ていました。船でポイントを転々と回りながら、魚と遊ぶ日々。
サムイ島では、のんびりリゾートを満喫しようということで、SalaSamuiホテルに泊まって、思う存分、リラックス。今、手元にある写真がSalaSamui関連だけということもありますが、実際、とてもよいホテルだったので、ご紹介します。


私が泊まったのは、プール付の1階の部屋。エントランスが、こんな感じ。ガラスの扉は、大きく開けて開放的です。外から丸見えだけど、部屋にいるときは、ブラインドを下ろすことができます。入ってすぐに、カウンターがあり、電話や、コーヒー・紅茶のセット、グリーンを活けた花瓶などが置かれていました。コーヒーカップがぽってりした焼き物だったり、ホテルオーナーからの手紙があったりと、なんだかほっとする空間。
部屋へは、履物を履いたまま入ってもいいけど、なんとなく、この扉の前で脱いでました。他の部屋の扉の前にも、サンダルや靴が置かれていたから、そうしていた人が多いみたい。

部屋に入ると、正面にベッド、その向こうにプールがあります。これは、プール側から部屋の内部に向けて撮った写真。部屋にも大きなソファと、たくさんのクッションがありますが、プールの脇にも、このように大きなソファとクッションが並べられてます。プールのクッションは、ベージュと水色のコーディネートで、部屋の中はベージュとピンクでした。
夜になると、天井から下がっているランプ、左手にある照明など、あちこちに光がつき、とてもきれい。

そのソファに座って、プールを眺めると、こんな感じ。木に緑の葉が生い茂り、咲いた花がプールに浮かんだりします。プールは狭いのかなと思っていたけど、浮き輪でプカプカ浮かんだり、軽く泳ぐ程度にはちょうど良いくらい。意外にも、深さがあって、163cmの私でも、足をつくと顔が水に・・・。

プールはもちろん、屋外だけど、バスルームも屋外でした。屋外だけど、外から見えないように工夫がされているので、安心。手前の白いバスタブで、お湯をはったり、シャワーを浴びたりできますが、左奥の丸い石があるところも、シャワーを浴びることができます。白が基調のせいか、清潔感が漂い、とにかく気持ちいい。バスタブが思いのほか大きくて、水を張るのに時間がかかるので、それを見ながら左奥のシャワーブースで身体を洗ったり、髪を洗ったり。日差しは遮られているので、温かい乾燥した空気が身体に心地よく、何時間でも、何度でも、入りたくなるバスルームです。

そのバスルームで、おすすめのグッズ。シャンプー・コンディショナー、シャワージェル、ボディジェル。それぞれ、写真の通り、器に入れられ、おしゃれな演出も。使って減れば、すぐに満杯にしてくれる。ラベンダーの香りと、レモングラスの香りがあって、使って香りをかぐだけで、癒される。使用感もよく、潮で硬くなった髪がやわらかくなった。すっかり気に入ったので、ギフトショップで大量購入してしまったくらい。
手前は、石鹸だけど、こちらもお皿の上に、大きな葉っぱを敷いて、乗せているところがおしゃれ。優しい香りがします。

部屋を出て、ビーチに向かう途中の景色。白い壁と、はっきりした緑の木々。熱帯のエキゾチックな花が、気分を掻き立てます。とにかく、静か。静寂の中にある、贅沢。レストランやビーチに行けば、それなりに人はいるけど、広い空と景色に存在が小さくなるのか、人気を感じない空間。

サービスが行き届いていて、ビーチやプールのほか、部屋でDVDを観られたり、図書室から本を借りかれたり、マンダラスパがあったり、このSalaSamuiの敷地内で、満腹になれます。
こんな家に住みたい、こんな別荘が欲しい、と、しみじみ思うようなホテルでした。