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ブログ10年の軌跡 第3回

2018年03月07日 | ブログ
平成22年(2010年)度

 平成22年のNHK大河ドラマは福山雅治主演の「龍馬伝」だった。この年本稿4月のテーマは「リーダー」としたが、そんなことで、まずは坂本龍馬の話から入った。ここでも過去の文藝春秋の記事からの引用になるのだけれど、『文藝春秋2008年7月号の特集に「司馬遼太郎/日本のリーダーの条件」という記事がある。司馬先生といえば、当然最初に出てくるのは龍馬なのだ。

 この特集は、半藤一利氏、吉田直哉氏、田中直毅氏、関川夏央氏そして磯田道史詩の対談記事なのだが、開口一番半藤氏は、「いまの日本は混迷の時代に入っています。・・・おそらく、各界においてしっかりしたリーダーシップを発揮できる人物が少なくなっているのも一つの要因ではないでしょうか。・・・」とある。』そして2009年の政権交代へと続くこととなる。

 「リーダー」の2回目以降文藝春秋の上記記事に沿って、「坂本竜馬と勝海舟」上、下。4回目、5回目は「維新の三傑」(上)、(下)。

 『西郷隆盛、大久保利通そして桂小五郎のちの木戸孝允を維新の三傑と呼ぶ。明治維新の原動力となった、薩摩と長州を率いて維新を成し遂げた。しかし、西郷は西南戦争に倒れ(満49歳)、大久保は戦争終結の翌年暗殺された(満47歳)。まさに相撃ちという形でこの世を去ったけれど、桂は二人に先んじて西南戦争中に満43歳で病没している。』

 今、NHKの大河ドラマは「西郷どん」(せごどん)。またまた維新ものかとの批判もあろうが、主役の西郷を演じる鈴木亮平さんの熱演や島津斉彬を演じる渡辺謙さん、篤姫の北川景子さんらの存在感で盛り上がっている。維新を成し、日清・日露を勝ち抜いた当時のこの国のリーダーと、環境の異なる昨今の政治家を比べては酷である。マスコミの肥大化で現代のリーダー達には不自由なところもある。しかし、軸として政治家には国家がなければならない。たとえ小さな組織にあっても、リーダーは己に優先して組織を思う心が必要であろう。それが出来ない者がリーダーとなってはならない。

 この年、民主党鳩山政権は「最低でも県外」との無責任な発言から1年に100日程度残して辞任した。その政権については5月の「時事散歩」で批判しているが、続く管政権となってさらにこの国は落ち込んでゆく。政治の混迷は勿論政権に責があるが、国民に事実を伝える責任のあるマスコミの大きな過ちがあった。NHKでさえこの国の歴史や政党支持に明らかな偏重が見えることがある。これらは11月~12月の「日々是好日」に一部書いた。

 この年には、少し背伸びして6月に「統計(学)のすすめ」を書いた。昔、通信教育で「統計」を学んだ。毎月課題と苦しみながら取り組んで、結果「賞」までいただいたが、人様に講釈できるほど統計が分かっているわけではない。しかし、その考え方は「品質管理」には必須であり、基本は社会生活の常識としても必要なものと思う。




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