なくなった方がいい政党
少し前のことだけれど、維新の馬場代表が、「共産党は日本からなくなった方がいい政党だ」との発言を行った。前後の経緯は知らない。共産党は当然、「民主主義に反する発言」だと反発。どっちもどっちの気がしなくも無いが、外野からは「公明党もなくなった方がいい」という声も上がっていた。確かに宗教を纏って、信者の支持を得るのは民主的とは言えないように思う。その意味では、韓国カルトの支持で、長期政権を成した自民党の一派も要らない。共産党は昔から共産主義という、民主主義ではない主義主張を党是としているのに、他者の意見に「民主主義に反する発言」と、言うのもおかしい。
個人的に、要らないと思う政党を挙げれば、公明党、令和新選組、社民党など。共産主義は、人類の欲望が消えない限り、その理想は実現できず、欲望が消えるときは人類そのものが存在し得ないから、主義そのものに無理があって、国家の政党としては意味がないが、未だそれを支持する人々も居り、中共に物申す政党としての存在感はあるので、当面はあっても構わない。
公明党は、ヨーロッパの国に、キリスト教何とかという政党が伝統的にあるので、それに便乗して創設したのだろうが、自民党の支援団体という位置づけでは、旧統一教会と変わらない。しかも親中で、自民党二階一派と変わらない。中共の南シナ海や尖閣周辺での横暴を見るだけでも、中共に阿る連中はこの国には要らない。やっぱり要らない政党だと思う。
新たに「参政党」なる政党が生まれ、参議院で議席を得たが、政治に参加するといって、投票する政党が無いなら自分たちで作っての発想は真っ当のようで、少し違う気もする。この国をどうしたいのかのビジョンがまずなければならない。そこの所、良く見ていないので、ちゃんとビジョンはありますと言われるかも知れない。庶民を惹きつける絵に描いた餅ではない、確かなプランをまず示す必要があろう。
政党云々もあるが、政治家のレベルが下がり続けている。この国の優れた人材は、政治家を志望しないのだろう。
政治家に学歴は要らない。根回しが上手かったり、演説に長けていたりで党内で頭角を現して、党の要職に就く、大臣に成る。そこまではいいけれど、内閣総理大臣というこの国のトップに成る人は、地頭が図抜けた人物であって欲しい。そうでないと、側近かはら軽く見られ、国家システムの隅々まで目が届かず、長期政権にのみ目が眩み、外交はスタンドプレーと堕して、中共ごときに舐められ続ける国家となる。
要らない政党、要らない政治家。国民は選挙で峻別する必要があり、それはわれわれ一般国民の義務なのが民主国家である。
