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善意の車いす学びの味方に 仙台・上野山小へ男性が2台寄贈、校舎内移動のアシスト役に

2018年04月13日 | バリアフリー情報
(「河北新報」平成30年4月12日(木)付け記事より引用)
 仙台市太白区の上野山小(児童494人)で、善意の車いすが子どもの学びを支えている。「必要とする児童に使ってもらいたい」と今年3月、仙台市内の40代男性が匿名で2台寄付した。校舎内の移動はもちろん、思いやりの心を学ぶ教材として活躍している。

 車いすを使うのは、5年の大槻彩羽(いろは)さん(10)と心羽(こはね)さん(10)の姉妹。2人とも自力での歩行が難しく、普段は自前の車いすを利用して特別支援学級がある1階で学んでいる。

 4階建ての校舎にはエレベーターがなく、階段に備え付けの昇降機も1階から4階に上るまで30分かかる。各階への移動は姉妹と約15キロある車いすを数人の教職員で抱え上げてこなしており、移動手段に頭を悩ませていたという。

 新年度を前に学校側は2月、一般社団法人福祉よりよくねっと協会(太白区)代表の小野弘樹さん(32)に相談。用具会社などに掛け合ったところ、話を耳にした男性が「協力したい」と中古の大人用車いすの提供を申し出てくれた。

 先月24日に同校で贈呈式があり、大槻さん姉妹が新品同様に磨かれた車いすと対面し、母親の瑠美さん(34)と座り心地を確認した。男性と小野さんには学校から感謝状が贈られた。男性は用事のため欠席したが、2人が使うことを喜んでいるという。

 学校は車いすを使いやすいように調整した上で、2階と4階に1台ずつ配置。5年に進級した大槻さん姉妹は各階の車いすで順番に移動できるようになり、普通学級との交流授業など校舎内を行き来する機会がこれまで以上に増えた。

 彩羽さんは「感謝の気持ちを込めて大切に使いたい」と笑顔で話し、心羽さんは「家庭科クラブに入ったので、4階にある車いすで家庭科室まで移動したい」と目を輝かせた。
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