泉区生活支援ネットワーク

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ダウン症の石巻出身・小林さん 国連本部で21日スピーチ

2013年03月19日 | 就労・生活自立
(「河北新報」平成25年3月19日(火)付け記事より引用)
 ダウン症のハンディを抱えながら、仙台市の洋菓子店で正社員として働く小林和樹さん(27)=仙台市青葉区=が、米国ニューヨークの国連本部で21日に開かれるダウン症の国際会議でスピーチする。一人暮らしを楽しみながら仕事に励む充実した日々を紹介する。宮城県石巻市の実家で津波に遭い、2階で3日間過ごした被災体験も報告する予定で「被災地支援への感謝を世界に伝えたい」と意気込む。

 世界ダウン症の日(21日)に合わせ、国際ダウン症連合が開く会議に出席する。希望の職場で働き、社会参加する権利を考えるのが今年のテーマで、日本ダウン症協会(東京)の派遣メンバーの一人に選ばれた。

 知的な発達に遅れがあったが、両親の希望もあって小学校から普通学級で学んだ。猛勉強の末、地元の石巻専修大を卒業。ハワイの語学学校に短期留学し、2010年3月に洋菓子店「小さな栗」に就職した。徐々に仕事を覚え、今は菓子作りも担当する。

 同協会によると、自活生活を送り、福祉関係の職場以外で就労した例は国内では少ないという。

 バス釣りや映画鑑賞、カードゲームなど、多彩な趣味も楽しむ小林さんは「働くことで得られる喜びがたくさんあることを伝えたい」と話す。製菓衛生士の資格を取り、自分の店を持つことが夢だという。

 昨年秋に会議参加の打診を受け、震災の実情と支援への感謝を伝える機会になると快諾した。

 石巻市門脇の自宅は津波で全壊した。当時、仕事が休みで地元に帰っていた。自宅2階に両親らと避難し、救出されるまでわずかな食料や水で食いつないだ。仕事に復帰するまでの約1カ月間、自宅の泥出しなどに追われた。両親は市内の借り上げ仮設住宅に暮らす。

 「たくさんのボランティアが被災地に来てくれた。物資も頂いた。一つの感謝を伝えることが次の感謝を生むことにつながると思う」と小林さん。ハンディと被災を乗り越えた体験を携え、19日に日本をたつ予定だ。
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