伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川水系沢口川釣行(2007.07.22)

2007-07-25 | 狩野川水系
 遠征釣行の話はまだまだ続くのだが、ゆっくりと書いていくことにして、日曜日の夕方にちょっとイブニングの渓流を楽しんで来たので書くことにする。

 伊豆半島一の河川である狩野川で長い間禁止されていたルアーによる釣りが、6月1日から支流に限りだが許可に成った。渓流解禁当初から噂には成っていたが、恐らく申請等が間に合わず、今年は支流のみなのだろう。きっと来年はアマゴ漁解禁当初から水系全エリアでルアーが出来るのではないだろうか。狩野川本流でルアーが引けると思うと期待が高まる。
 Fishing club HUSLERの7月第2段例会の「黒薙川」は諸事情により中止に成ったので、代替として「狩野川例会」を提案した処、即決まり幹事をする事に成ったのだ。当初予定した日程では狩野川でルアーがやれた頃を知る大御所の名誉会長さんが参加出来ないとの事で私としては是非とも参加して頂きたくて幹事権限で開催日を送り、参加して頂ける事に成ったのだが、私が渓流ルアーを始めた頃の狩野川は既にルアー禁止、フライも禁止、酷い事にルアーは引っ掛け呼ばわりされていた頃なので、全く行かなかったし興味もなかったので全く知らないのだ。
 そこで超エキスパートアングラーの釣友に相談。彼は一足早く(5、6年前)OKに成っていたフライで隈無く釣り歩いているので、幾つかの支流を紹介してもらい例会を組み立てて行くのだが、なんと彼もゲストとして参加してくれるとのことでなんと心強い。
 てな訳で紹介してもらった支流を日曜日の午後に下見をしてきた。なんとも素敵な感じです。良い例会に成るように計画しなくてはと改めて感じた次第です。

 下見の帰り道ちょっと寄り道でこの水系の支流の支流の....。冷川から別れた沢口川の源流部でイブニングの一時、竿を出してみた。この川は伊豆スカイライン沿いを流れ、私がガキの頃は流域に開拓団が入植していてそこの子供達は山道を下り私の実家の前、そう私の自宅は隣なんで自宅の前を通り、私が通った学校に通っていた、当然友達も居たので私もよく山道を登っては油ハヤを釣りに行った懐かしの川なのである。当時、未だ小さかった私にはアマゴ(当時はヤマメと呼んでいた)は釣れなかったが、先輩達はよく手づかみでアマゴを獲っていたのだ。
 大学生の頃、一度だけ仲間とバーベキュウをやりにこの地を訪れて昔を懐かしみ竿を出した処、黒川虫をエサにしてなんと25㎝位のアマゴが釣れたのだ。記憶が間違っていなければ私の初アマゴである。
 その後は一度だけ雄登と川を見に行ったが、狩野川水系ルアー禁止の事も有り竿を出さなかった。今回が初めてのルアーでの釣行なのである。イブニングの一時なんで入漁券買いませんでした。ごめんなさい。
 冷川から川沿いを走る農道?林道?俗に言う開拓道路を上流に向け走る。途中釣り堀とキャンプ場が併設された施設が有りその上の堰堤から上流が狙うポイントだが堰堤の所に駐車車両、失礼とは思ったが中を覗くと小さめのクーラーボックスが入っている。間違いなく先行者である。そのエリアを諦めて一つ上の堰堤から入ることにする。このエリアは伊豆スカイラインが川を横断する橋が架かりその下を川と道路が通っている所から200m程下流の堰堤から入るのだが、ちょっとよろしくない情報が入っていたのだが、下には先行者なのでルアーが引けそうなのはこのエリアしかないので仕方なくてな感じ。
 実は私が釣りを教えている美人お母さん親子はこのエリアの少し上流に住んでいて、美人お母さんから前日の釣果報告のメールが届いたので狩野川の下見の帰りにお膝元で少し釣りをやらせてもらうよと返信すると「なんと間の悪い。午後雨上がりに子供達だけでスカイライン沿いに釣りに出掛けて腰までずぶ濡れで帰って来ました。」と返信が、「エッ!」子供達だけで入れる所はこの辺りだけなのです。ダメかもと思いつつ入渓なのです。
 堰堤に溜まった川砂に足跡、しかし新しい感じではない。先ずはベイトは油ハヤとふんでトラウトチューンのパールホワイトをチョイス。良さ気なポイントなのにノーチェイス、そこで今一度油ハヤを思い浮かべ、オリーブバックにチェンジ。ボディーはホログラムなので横キラキラで良さ気です。途端にチェイス、15㎝位のですが残念ながらヒットにはもちこめなかったが、「居るじゃないですか」なんてつぶやきながら、先へ進むと次の良さ気なポイント、真ん中に石、流れが別れ両方とも落ち込みを形成している、その上もなかなか良さ気な感じ、ロングキャストで上の段から一連で狙う、右の落ち込みの下が少し掘れて深く成っている。そこが狙い目、見事にビンゴ。落ち込みにトラウトチューンが落ちてからの2回目のトゥイッチでヒット。15㎝位のアマゴです。当然ヒレピンの綺麗な魚体、ここで生まれ育った魚だと思われる。その後はチェイスは有るもののどうも今一つな感じでなかなかバイトに持ち込めない。どうも何処かの悪ガキいやお坊ちゃん達の影響が出ている様である。橋下の絶好のポイントは真新しい足跡だらけ、そうとう荒らし回った様である。一応さらっとトラウトチューンを通してみたらなんとチェイス、しかもなかなかのサイズ、油断してました。真剣に戻って行った辺りを探るがそれっきり。その上のポイントでは反応無しでしたが、このエリアの最後のポイント。堰堤の水叩きからの落ち込みである。落ち込みの溜まりはさほど幅がないが先ずは白泡へトラウトチューンを送り込むが反応がない。左岸から順に探るが反応が得られないが、次に水叩きの上に落とし流れに乗せて水と共に落とし込み、沈みきった頃合いで1トゥイッチでバイト。この川の大きさからすればまずまずの魚で22㎝のアマゴをキャッチで本日最大。写真を撮影してリリースした後に同じ様なメソッドですぐ横を探るとまたもやバイト、しかし残念ながらフックアウト。その後同じメソッドでくまなく攻めたがその後は反応が無く終了。

狩野川水系での初釣行、支流の支流のまた支流での釣りであったが十分満足できる結果、それもガキの頃によく訪れた思い出の川。
それにしても源流のさもない感じの川でこれだけの魚と出会えるとは益々「狩野川例会」が楽しみである。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいっすねえ (Open6E)
2007-07-25 14:09:26
お疲れ様です。

GWに行った際には「正式ではないけど、事実上のルアー解禁で支流ならやってもよい」という釣具屋情報でしたが、ついにですか。

また楽しみな川が増えました。

狩野川はやりでがありそうです。 (部隊長)
2007-07-25 17:42:33
>>Open6Eさん

 私、今回はちょっとズルしましたが、例会の時には思う存分楽しんでこようと思います。釣行報告は書きますのでその節は読んでやって下さい。
 おそらく来年は全面的にルアーが許されると思うので楽しみです。年券買って通いまくろうかなんて今から楽しみです。何処の川もそうだと思うのですが、鮎釣りが始まるとルアーでの釣行が厳しく成りどうしても支流の奥に追われるので春の内に本流攻めまくり、修善寺のあそこの淵や湯ヶ島のあそこなんて今から妄想膨らませてます。
おおっ!! (風海庵)
2007-07-27 22:18:13
なんとも、東北の“本ヤマメ”のようなアマゴです。
素晴らしい。
原始のカオリ (部隊長)
2007-07-28 11:30:39
>>風海庵さん

北の本ヤマメですか。この川は道路の直ぐ脇なんですが、見た目はさもない川で、昔から地元の人位しか入っていないのではと思いします。
獲った場所はもう少し登ると小川に成る位の場所、おそらく放流もここまではしていないだろうから、案外昔のままの姿が残っているのかもですね。
言われてみれば確かにパーマークなんかが違う感じです。

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