ハハモドキ

19年前、長男の誕生記念に始まり、途中、乳がん闘病記。次男の不登校をきっかけに再開。

『すべらない話』雑感

2008-06-21 23:33:40 | アート・音楽・本
いやー、酒量を抑えてまでリアルタイムで見てしまいましたよ。『人志松本のすべらない話 ザ・ゴールデン第3弾』。

かつては深夜にこそこそと、仲間うちの話を盗み聞きしているかのような気分を味わえるのが楽しかったのに、ゴールデンに進出してからは、「すべってるやん!」みたいな話も多くて、かなり不満がありましたが、今夜はよかった! 

オッパッピーとか、なんとかグーとかね、最近じゃ、バラエティを見る度に「世も末だ」と思う。こ~んな小学校の学芸会レベルの笑いが巷ではウケているのかと(でも、ブロスの特集で読んで知ったけど、実際、いまお笑い番組は、親子で一緒に楽しめるようなネタじゃないと、視聴率を稼げないんだってね。笑いに限らず、あらゆる文化は、子どもに合わせた時点でもう終わりだよ!)。でも、この番組には失われつつある「話芸」があるからね。

それは、エッセイも同じ。名手・室井滋はよく、「なんでムロイさんの周りにはそんなオモシロイことばかりが起きるんですか?」と聞かれるらしいけど、そうじゃない。同じ出来事に遭遇しても、観察力と受け手の感じ方で物事はいくらでも変わる。そして、面白いと感じたそのことを、他人に同じように、いやそれ以上に、面白く伝えるのは技術です。それは文章でも、しゃべりでも同じ。自分はそこが至らないと日々痛感しているので、この番組が好きなんだな。・・・と、やっと今日気づきました。

で、肝心な番組の感想。

自分的MVS(もっともすべらない話)は、文句なく「無料トランポリン」兵藤(前回の優勝者)。唯一、涙を流して笑った。よゐこ濱口の「あえぎ声」も良かった。話は長いけど、引きつけるなぁ巧いなぁと話術自体に感心したのが、今回最優秀賞を獲った小藪、そして、ゴリ。有田も笑えた。逆にいつも話が長いなぁと退屈に感じるのはジュニア。オチはちゃんとあるんだけどそこに至るまでの過程がね・・・。鉄板は、松っちゃん、河本、ほっしゃん、ある意味別格で宮川。オリラジの中田くんもよかったねぇ、若いながらも熱意と才能を感じた。ほどなくまとめたのが、矢作、世界のナベアツ、ケンコバあたり。近藤春菜も、女性初登場でめちゃ緊張している中、頑張ってるなぁと。唯一、「この人、なんで出ているんだろう」と思ったのが、おにぎりという人。話術のレベルが違いすぎて、ちょっとかわいそうな感じだった。これで全員にコメントしたかな?

ちなみに普段、私がTVを見ていてウケるのは、この中では、矢作、ジュニアあたり(もち、松っちゃんは別格)。よゐこは、有野のほうが好き。

最後に「あと一人足りない」と思って調べたら、ロバート秋山でした。この人はね、ソツがないよね、何をやらせても。顔とか全然好みじゃないのに、「いい男とは?」を考えるときにいつも上位にランクインする人(というより、この人をテレビで見ていたときに初めて、“あぁ、いい男ってこういう人のことをいうんだな、と気づいたのだ)。この人はお笑いじゃなくても、他のどんな仕事をやらせても、必ず上をいく人だと思う。生活力があるというか、タフというか。女ってそういうとこ敏感だから人気があるのかなと。個人的には、彼が熟女好みというところが好き(杉本彩はまだ若いらしい。最近好きなのが、ヒラリー、または由紀さおりといった点)。