ただの映画好き日記

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マーシャル 法廷を変えた男

2019-01-08 | 映画 マ行


まだ人種差別が色濃く残る、1941年の米コネチカット州。黒人運転手ジョゼフが、白人女性エリーへの強姦罪と殺人未遂の容疑で起訴される。全米黒人地位向上協会の弁護士マーシャルは、地元の弁護士フリードマンを相棒にして、裁判を戦うことに。しかし、彼は差別主義者の判事から法廷での発言権を奪われ、さらにマスコミからの激しいバッシング、町の白人達からも襲撃を受ける。そんな絶体絶命の状況の中、事件に隠された嘘が次々と明らかになり…。

マーシャル 法廷を変えた男 2017年/アメリカ/レジナルド・ハドリン




これはいい映画だと思います。
映画のテーマはテーマとして、映画全体の雰囲気が素晴らしかったです。
ジャズが流れる度に気持ちが少し軽くなり、物凄く嫌なお話なのに気持ちが引きずられずいい効果だったと思います。

実在の弁護士サーグッド・マーシャル、なんとも横柄な人物に感じました。
裁判に協力してしてくれる白人(ユダヤ人)のサムとの初対面時、サムに鞄を持たせるシーンは、これはどういう意味なんだろう?と不快に思いました。
白人が黒人に対する態度を敢えてとった?白人に対する仕返し?そもそもが横柄な人間?と思ったのですが、もし仕返しだったとしたら、サムに仕返ししてどうするんだ?と思いました。
サーグッドに対して悪いイメージが大きくなり、サムに同情する気持ちが強くなり、なんとなく、気持ちの持っていき方に悩んでしまうところもありました。

後半になると、事件の真相が明らかになります。
白人とか黒人とかの人種差別や偏見(観る側としては白人に対して嫌悪感を持つと思うが)ではなく、事件そのものに集中できるようになります。
今思っても不思議な現象というか、敢えて、黒人を擁護するという逆の偏見を無くし、背景に人種差別はあれど、あくまで事件の真相を追求し、公平な裁判になったに思います。

そこからは、事件に集中しながら、事件の真相が明かされる法廷に引き込まれました。
最終弁論が終わり…、白人の陪審員の正義は?お願い!と祈りつつ、無罪判決。
全員が白人の陪審員の中、全員一致で無罪判決、これは、ちょっと信じられなかったのですが、正義があったんだなーと胸を撫で下ろした瞬間でした。

サム役のジョシュ・ギャッドがとても良かったです。
サーグッド役のチャドウィック・ボーズマンはもうちょっとかなーと思いました。
でも、目力がデンちゃんやポワチエに通じるものがあったので、これからもぜひ頑張ってほしいと思いました。
エンパイアのジャマル(ジャシー・スモレット)が出ていました!
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