まんまこと
畠中 恵 著 文藝春秋 / 2007.4
江戸は神田の古い名主の家に生まれた麻之助。
支配町から上がってくる奇問に幼馴染の色男・清十郎、同心見習の吉五郎と取り組むが・・・。
『まんまこと』『柿の実を半分』『万年、青いやつ』『我が子か、他の子か、誰の子か』
『こけ未練』『静心なく』
う~ん、私は断然、『しゃばけ』シリーズの方が好きです。
『しゃばけ』の方が、キャラクターの描き方がとても丁寧で魅力的だったし、お話もとても面白いと思います。
こちら『まんまこと』の麻之助も清十郎も吉五郎も、私としては、イメージが湧いてこなかったです。
それくらい、キャラクターに魅力を感じられませんでした。
お話も、実に簡単。。
後半の2話は、そこそこだったと思うけど、他のお話にはピンとくるものがありませんでした。
直木賞候補になったので読んでみることにしたのですが・・・。
他の候補作は『鹿男あをによし』しか読んでいませんが、これが同じ候補作??と思ってしまいました。
おまけに、『王様のブランチ』で、司会の谷原さん(でしたか?)が、予想で本命は『まんまこと』と言っていたけど、不思議ですね~~~、何がそんなに素晴らしいんだろう??
それと、『万年、青いやつ』で、麻之助とお寿ずが、又四郎の屋敷に行くのは、当日ですよね~?思いっきり、翌日とかって書いてあるし、散々、麻之助と清十郎の義母との昔の関係を臭わせておいて、なんだ、そんなことか・・・だったし。
なんていうか、魂が感じられない作品だと思いました。
しゃばけシリーズ大好きです!
この本もしゃばけシリーズなのかな?と勘違いしていましたが、違うお話なのですね。ちょっと残念。
少しガッカリな内容だったそうですね。
いつ買おうかな?と思っていたので、これは文庫待ちしたいなと思います。
おお~~~~、ろびんさん、しゃばけファンですか!
面白いですよね~。
私は文庫落ちしか読んでいないので、しゃばけの単行本も読みたいんですが、他にも読みたいのがあったりして、なかなか買えませ~~~~ん。
そうなんです、これは、新シリーズになりそうですよ。
この原作で、新しい時代劇(テレビドラマ)ができそうな、そんな感じのお話でした。
私としては、しゃばけが絶対に面白かったので、まんまことは物足りませんでした。。
また新しいのが出ますよね~。