ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

火天の城

2011-01-17 | 映画 カ行


時に1575年(天正3年)、長篠の戦いで甲斐の武田勢を破った織田信長(椎名桔平)は、翌1576年(天正4年)、その天下統一事業を象徴するかのごとき巨城を、琵琶湖を臨む安土の地に建築することを決意した。設計及び現場の総棟梁として信長が見込んだ男こそ、今川義元との戦以来、十数年に渡って才気を評価してきた熱田の宮大工・岡部又右衛門であった。
信長から直々の指名を受け、後に行われた指図(図面)争いにおいても、金閣寺を建立した京の池上家、奈良の大仏殿建造を担った中井一門に勝ち抜いた又右衛門は、妻・田鶴や娘・凛、門下の大工たちの支えを得ながら、徐々に築城を進めていく。しかし、空前絶後の巨大建築の完成には、多くの困難が待ち受けていた…。

火天の城 2009年/日/横田与志




う~~~ん、もっともっと“匠”を観たかったな~ととても残念に思いました。
大黒柱を調達する過程とか、その柱を持ち上げるクライマックスは集中できましたが(縄を持つ手からの流血や縄のたるみはちょっとお粗末でしたが)、他のシーンは安いスペクタルって感じでした。

今も実際に敷石が残っていることを思うと、もうちょっとリアルさも欲しかったですね。
築城だけではなく、そこに携わる人々の人生を描くこともとても必要だと思いますが、やはり、バランス的に築城の様子を多めにして欲しかったです。

西田敏行、期待通りに見せてくれはしましたが、所々、立派なお侍さんに見えてきちゃうのが気になりました。
大竹しのぶもちょっと浮いてましたね。
他にも豪華キャストだったワリに伝わってくるものがなく、ちょい出のお笑い芸人がミョーに鼻につきました。



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