ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発

2018-03-21 | 映画 ア行


1961年8月、イェール大学でスタンレー・ミルグラム博士の実験が開始された。実験は一人が先生、もう一人は学習者となり、先生役が問題を出題。別室にいる学習者役が答えを間違えると電気ショックが与えられ、間違えるごとに電圧は上げられる。くじ引きで役割は分けられたが、学習者役は実験の協力者で、被験者は常に先生役になるように操作されていた。学習者は次第に呻き声をあげるも、被験者=先生役の電気ショックの手は止まらない。ほとんどの被験者は戸惑いながらも実験の継続を促されると最後の450V(ボルト)まで電気ショックを与え続けた。この実験は、ナチスによるホロコースト(大量虐殺)がどのように起こったのか?普通の人々が権威にどこまで服従するのか科学的に実証することが目的だったが、その結果は社会に大きな衝撃を与えることに…。

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発 2015年/アメリカ/マイケル・アルメレイダ





実験中はもちろん嫌悪感でいっぱいでした。
被験者は先生役だけで、学習者役は協力者で電気ショックは与えられておらず…と、実験の真相が判っても、それはそれで被験者を騙していることに嫌悪感を感じました。
専門家には意味のある実験なのかもしれませんが、一般人には関係のないことで、このようなやり方が正しいのか?と疑問に感じました。
この実験がこの後、人類が正しい道に進むためにどうやって生かされる(た)のかを知りたかったです。
それにしても、アイヒマンの後継者と言われてショックだろうなーと思ったのですが…。

この記事についてブログを書く
« LOGAN/ローガン | トップ | ゴッド・オブ・ウォー 導かれ... »

映画 ア行」カテゴリの最新記事