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沖縄・鳩間島の油化装置で、ハッポウスチロールを燃料に!(その2)

2012-07-28 | 2012年5月~の記事

沖縄・鳩間島の油化装置で、ハッポウスチロールを燃料に!(その2) 

「海岸漂着ゴミ」をエネルギー源に再利用(宝の島プロジェクトの取り組みを紹介して戴きました)

 

2011年11月から12月にかけての10日間、3度目の石垣島訪問をしました。

娘が嫁いでおり、3人目の孫(男児)の誕生と言う事で、妻と一緒に出かけました。

娘婿は、石垣市内の大きなホテルの料理長をしていましたが、独立して昨年(2011年)の5月に「琉球割烹ダイニング 司」をオープンしており、これも訪問する楽しみの一つでした。

 

 油化装置と並んで、ゴミの焼却装置が直ぐ隣に設置されておりました。

油化装置に必要な燃料もハッポウスチロールから油化されたスチレン油を使用しておるようですが、ゴミの焼却装置の燃料も重油などと混入して、このスチレン油を使用しているそうでした。

 

日本財団からの助成を受け、昨年11月以来、漂着ごみの40%を占めるとされる発泡スチロールから、給湯設備や焼却炉などで利用できるスチレン油を精製する固定式装置を同島に設置。同「守り隊」が管理、運営している。

出典:日本財団ブログ・マガジン 漂着ゴミがエネルギーに! 沖縄鳩間島で宝の島プロジェクト

日本の海岸に漂着するゴミは少なく見積もっても年間100万立方㍍に上り、漂着地域の自治体や住民ボランティアが処理している。しかし、漂着しやすい地域は離島や過疎化地域が多く負担も大きい。鳩間島も島内で処理ができず船で石垣島に運ぶため、2㌧トラック1台分につき約18万円、年間で300万円を超す費用が掛っている。

今回のプロジェクトでは、漂着ゴミの40%を占めるとされる発砲スチロール類を油化プラントにより可燃性のスチレン油に変換。ゴミ1㌔㌘に対してスチレン油1㍑が精製され、4割弱は油化プラントの燃料として使用されるが、残る6割強は外部活用が可能。鳩間島では、スチレン油を漁船のエンジンや島の観光にも役立てたいとしている。

スチレン油は粘り気が強いそうで、その悩みや漂着ゴミの回収から分類などの人手がかかるほか、乗り越えなければならない課題が多いように感じましたが、この方法がうまく運べば、正に宝の島プロジェクトと言えるすばらしいことだとおもいました。

島国・日本の海岸に漂着するゴミ処理や、沢山使われるハッポウスチロールを油化装置で、燃料化して使えたら・・・環境問題の視点からだけでなく、経済的にも持続可能なシステムとして、NPOなどが地域で稼動できる分野として注目して行きたいと思いました。

 

 

沖縄・鳩間島の発泡スチロールの油化装置

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