ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

高級・健康トニックウォーターの出現

2006-12-28 00:15:43 | ブルーアガベ利用商品
ニューヨーク市にJordan Silbertと云うヒトがいる。この人は最近トニックウォーターを開発して、発売する方向で動いており、ニューヨークタイムズに紹介されたほどノイズをあげているヒトだ。このトニックウォーター市場と云うのは、Cadbury Schweppes Americas Beverages社がほぼ寡占に近い状態で牛耳っている市場だ。 主なブランドであるSchweppes および Canada Dryの2大巨頭の親会社なので、これまで変化が少ない市場だった。

Silbert氏は、ある日、友人たちとジン・トニックを飲んでいたときにふと、トニックウォーターが甘ったるいことが気になり、ボトルの裏を見たところ砂糖の分量の多さにまずびっくりした。隣でスプライトを飲んでいる女性がいたので、スプライトを引き寄せて比べてみると驚くことに砂糖含有量はほぼ同じだった。そのことが気になった同氏は、高級ジンを飲んでいるヒトが、安物のコーンシロップで甘味を付けたトニックを飲んでいることにショックを覚え、自ら高級・健康なトニック制作に4年近くを費やしていく。

大量生産されているSchweppsやCanada Dryとの違いを出そうとして、Silbert氏は、次のような基準で新商品を開発した:
1、ペルーのアンデスで手摘みをしたキニーネ
2、甘味料として有機アガベを使用
3、一般のトニックウォーターに比較してカロリーが80%少ない
4、すべて天然の原材料
5、甘味料としてコーンシロップは使用しない
6、他のトニックウォーターに比較してGI値が85%も低い

新規参入をしている商品だけに、今後の動向が注目されるところだが、このように原材料を厳選したり、健康を意識した材料を使ったり、高級感に気を使うデザインをしているところは、目を離せない。寡占だから安泰と云う時代ではなくなってきているのが飲料市場かも知れない。アメリカの物流などが、客層に応じてチャンネル作りをするので、市場が急激に急増する可能性もある。時代のキーワードは、健康、天然、機能、砂糖未使用と云うものが多く出てきそうだ。新高級トニックウォーターの出現は、数量が小さいからと云って無視できない存在になっていることだろう。ブルーアガベが、ここでも活躍するのは、キーワーソの多くのモノに当てはまっているからだろう。まさにこれからの市場が要請する甘味料なのだ。
Qトニック・ウォーター

NY Times記事

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