みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

落馬事故

2004年07月04日 | 岩手競馬
 今日、7月4日の日曜日・水沢3レースで落馬事故がありました。
 ゴール寸前、草地騎手騎乗のエアヘイリーが内に斜行し、後続のマンテンロドリゴ(関本浩司騎手騎乗)が落馬、さらに転倒した馬にカヌマリューオー(西 康志騎手騎乗)が突っ込んでこちらも落馬するというもの。
 関本騎手は後続の馬群の真ん前に落ちるし、西康志騎手も自分の騎乗していた馬と絡んでしまうし、2人ともしばらくは砂の上に倒れたままで、「これは大事故か!?」と心配したのですが、不幸中の幸いか、2人とも目に見える大きな怪我はなく済んでホッとしました。
 関本浩司騎手などは、落馬後「今年はツイてない!本当にツイてないよなあ」とブツブツ言いながらもすぐ次のレースから騎乗再開、5レースなんか勝っちゃうんですから、騎手のみなさんという人たちは本当に鉄人だなと感心してしまいます。
 西騎手の方は、落ちた時に頭を打って脳しんとう気味ということで、念のため病院に検査に向かい、その後の騎乗はすべて乗り替わりとなりました。

 昨年は、レース中の落馬事故が必ずといっていいほど大怪我の伴うものになってしまっていたのですが、今回は本当にラッキーなことに、出血や骨折ということにまでは至らずにすみました。
 こういう時にただ見ているだけしかできない自分がものすごく歯がゆいのですけれど・・・。これはしかたないでしょうね。自分にできるのは、騎手のみなさんが無事に帰ってくる事を祈ることだけです。

 昨年の村上忍騎手や菅原雅文騎手の落馬事故は、ほんのちょっと運が悪ければ、最悪の事態になっていたかもしれない出来事でした。今でもそれを思うと背筋が寒くなる気がします。
 今回も、ほんのちょっとだけ運が良かったおかげだったのかもしれません。競馬というのは本当に、いつでも死と隣り合わせだと、いまさらながら思わされます。

 さて、事故のきっかけとなった、エアヘイリーと草地保隆騎手。失格の処分が下り、草地騎手は騎乗停止となりました。来週にシャンハイジャパンが出走する予定だったのですが、これで鞍上が未定と言うことになりました。
 シャンハイジャパンは、不来方賞まで間隔が開きすぎるから、ということで出走するつもりだったそうで、草地騎手が騎乗できなくても予定通り出走するそうです。 

最新の画像もっと見る