みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

行く年来る年

2007年01月04日 | 岩手競馬
 もはや年を越して松の内も終わろうかという時期ですが、個人的には変則開催の山を越えて落ち着いて、ようやく“年の瀬”という雰囲気が終わる気分です。あれ?新年はどこへ行った??

 2006年は、久々に地方競馬の廃止を見ずに済んだ年でした。でも、岩手競馬はじめどこも危なかった。
 黒字が増えた、という主催者もありましたが、結局どこにしても「本来払うべきものを払わないでなんとかしている」、それで耐えていると言うレベルであって、根本的な改善がなされたわけではない。
 つまるところ2006年は「耐えに耐えた」年、しかし耐えたところで上向く要素が出たわけでもなく、耐えるだけ耐えたものの精根尽き果ててぷっつりと倒れる。そんな状況が近づいているのではと、次に何かあった時にはもはや耐える力は残っていないのではと、危惧しています。

 ただ、いろいろやってみる中で「こうやればうまくいくのではないか・・・?」みたいな手応えもあった年では、と感じています。点でなく面で戦う、みたいな。
 まだ16主催者・22の競馬場が全国に拡がっている。その資産とネットワークを最大限活かせればなんとかなるかも知れません。
 視点を競馬だけでなく、公営ギャンブル全体に拡げるという手もあるかも。

 2007年が、競馬にとっていい年でありますように。


 写真のレースは2006年12月31日の11R。1着小林俊彦騎手、2着高松 亮騎手。オウシュウクラウンやパラダイスフラワーで常に2歳・3歳戦線の主役であり続けた大ベテランと、伸び盛りの若手のワン・ツー。これも2006年の岩手競馬らしいレースだったように思います。