イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

審判

2007年09月26日 23時12分08秒 | Weblog
誰かがオーサム・Kを誹謗したにちがいなかった。
なぜなら、何も悪いことをしなかったのに、
ある朝、寝坊して会社に遅刻しそうになったからである。



調子がよければ起きるのは6時。絶好調のときは自然に5時に覚醒する。
それが駄目なら7時。そうすると朝に翻訳Loveの活動ができる。
8時に起きたらもう駄目。
新聞を読んでいたらそれだけでもう出社の時間になる。
敗北感の漂う日になる。翻訳が一行も進まないのだから。

9時には家を出なくてはならない。それで10時の出社に間に合う。
東京在住のサラリーマンの中では、かなり恵まれている方だとは思う。

それが、今日目が覚めたら8時50分だった。
昨夜は「すべらない話」も観ずに早く寝たはずだが、なぜ?
カフカ的な不条理を抱えつつ、
シャワーとトイレだけすませ、駅までダッシュ。
寝起きの全力疾走はちょっと気持ち悪い。

昼。新宿区の角筈図書館へ。
わたしのもう一人の師である、K賀山T朗氏訳の
『葬儀屋の未亡人』フィリップ・マーゴリン
『古本漁りの魅惑』高橋輝次
など10冊を借りる。

夜、Bookoff吉祥寺店
トマス・H・クックの記憶シリーズほか13冊購入。
同じ作家なのに、翻訳者が、
村松潔、鴻巣友季子、佐藤和彦、そして芹澤恵さんと多彩。
どんな違いがあるかを味わいながら読めたらいい。

昨日より気分はマシ。
でも、白い犬の咆哮、焦燥感、
いつものものたちからはまったく逃れられていない。
そんな日常。



「まるで犬だ!」と、彼は言ったが、
恥辱が生き残ってゆくように思われた。

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