岩崎千鶴トークルーム2

岩崎千鶴プロデュース『鶯谷ジュテーム』よろしくお願いします(^o^)

「許す」という事

2011-06-24 23:25:27 | 日記
「シングルマザー」

よくテレビや雑誌で見聞きする言葉ですが、これって「未婚の母」の事を称してるんですよね。

昨今では、離婚して女手一つで子育てしてる人の事を「シングルマザー」と言っています。

結婚せず一人で産んで一人で育てる。だからシングルマザーのはずなんだけどなぁ~。

立派な大学を出て厳しい競争を勝ち抜いてマスコミの世界に入ったのであろうアナウンサーたちが、離婚した子持ち女性の事をシングルマザーと表現するとガックリきますね。まぁ間違いではないのかもしれませんけどね。

それと「dink」も同様で、これを「dinks」と「s」を付けているアナウンサーやリポーターがいます。

double in come no kid

の略が「dink(子供を作らず共働きをして収入が二人分)」なんだけど、この「s」は何なんだろう?

と、まぁボヤキはこれぐらいにしてですね(^^;)

知人に本当の「シングルマザー」がいます。

妻子ある男性を愛して子供を身ごもり「必ず迎えに来るから」という彼の言葉を信じ、一人で女の子を出産しました。

しかし、彼が姿を現す事は無かったんですね。彼女は何年も何年も待ち続け、気が付けば娘さんは成人式を迎えていました。

彼と連絡が取れなくなり、でも今のように携帯がある時代ではないので探しようが無かったそうです。自分の住まいと自宅電話だけが頼りだったんですね。彼女は娘さんが成人式を迎えた時に吹っ切ったと言っていました。

20年…長い年月ですよね。

日々の生活に追われ、表面上は頑張って母子家庭を切り盛りして、あっという間だったそうですが、彼女は

「待ちたかった。捨てられた、と思いたくなかった。彼を信じたかった。」

と言いました。そして今でも「会いたい」のだそうです。

すごいなぁ…純愛だぁ…。

人を好きになる気持ちって年齢を重ねても純粋だと思うのですよ。

でも、それを踏みにじられた時、その気持ちを利用されたと知った時、本当に傷つきます。

彼女も深く傷ついたはずですが、若さゆえ子供を授けてくれた故に彼を許して待つ事が出来たんでしょうね。

許す…すごいエネルギーであったろうと思います。

この彼女、普段は脳天気なイメージなんですが、同性として尊敬しています。

許す=諦める、ではないと教えられました。許す…なかなか出来ない事ですよね。彼女の愛は偉大ですね。うん…いい女だなぁ(^-^)