数年前にアマチュア無線3級を興味本位で取ったものの、教えてくれる人もいないし、近くのアンテナが立っている人の家に行って教えを乞う勇気もないし、団体とかに入るのは面倒そうだし・・・。そんな感じで、ずっと何もせずにほったらかしでした。そこで、自分でも手軽にできる楽しみ方はないかな~と、ずっと考えていました。そんなときに、アマチュア無線の講習会で、講師の方がおススメされていたのがCW(モールス)、もう一人の講師の方がおススメされていたのがRTTY(パソコン・デジタル通信)だったのを思い出しました。そこで、一度モールスの勉強を始めてみましたが、とても覚える気がしなかったので挫折。パソコンでやる方法もあるみたいですがね。
そこで、僕みたいな臆病者でも、パソコンで無線の楽しむ方法はないものかと考えていたところ、面白いものを見つけました。
それが、JT65です。
JT65はデジタル通信の一種で、通信内容を決まった形式の文字データのみに限定することで、非常に弱い信号でも送受信可能とした通信方式です。色々マニュアルを見ると、無線機とパソコンの接続・JT65用ソフトのインストール&設定が、第一ハードルのように紹介されていました。しかし、ありがたいことに僕も今どき?人間なんで、無線機はちんぷんかんぷんでも、パソコンについては一通りの事は分かっています。実際、やってみると接続や設定は何の問題もありませんでした!!
通信の方も問題なかったですね。今流行の通信方式だけあって、結構にぎやかです。交信も成功できました!!
これは面白い!! ハマりました!!
せっかくHFアンテナ立てて、何もしていない人にはぜひおすすめです。こっから、CWの世界に入る人もいるでしょうね。交信内容が文字データなので、極端な話、音楽聞きながらコーヒー片手に無線を楽しめちゃいます。でも電波を通して「世界のどこかと」「この瞬間につながる」っていう無線の楽しみは味わえます!!
ただ、横で聞いているカミさんからは、怪しさ満点に「宇宙人とでも交信してるの?」の一言…。
確かに、怪しいんです(笑)
JT65の信号音は「ぴ~~~~~、ぷ~~~~~」です。
救急車のピーポーじゃなくて、怪しい「ぴ~ぷ~」です。
HFされている方には聞きなれた信号音ですが、全く知らない人からしたら怪しいとしか見えないようです。そんな音聞きながら、パソコンの画面には変な模様が出て、それを見ながらニヤニヤしているんですからね。
ただでさえ、通常の無線通信のワッチをしているだけで、一般電話の盗聴をしているようにカミさんからは誤解されていますからね。カミさんに「電波は公共のもので、まずはワッチが基本で…」みたいな話をしても、全て言い訳に聞き取られています。高い機械買って、高いアンテナ立てて、他人の会話の盗聴???みたいな誤解!!!をされています。そんな経緯があってのJT65ですからね。とうとう、呆れられモードに突入した感があります。
そんなこんなの誤解されまくりのJT65ですが、高性能なソフトはタダで使えるし、パソコンと無線機さえつなげればできるので、メチャおすすめです。テレビ見ながら、お茶飲みながらでも手軽に世界とつながります。 送信出力が小さくても遠くまで届くので、そういう面でもおすすめです。
ここから少しずつ、アマチュア無線の世界に入っていきたいと思ってます。