ノーベル化学賞の根岸教授

ノーベル化学賞を受賞した根岸英一教授は現在アメリカのパデュー大学の特別教授ですが、日本で企業に勤務した経験があります。企業名を帝人といいます。1958年から60年まで、岩国市にある帝人岩国事業所に勤務し、研究所で強度の強いレーヨンの研究に携わっていたと、新聞に報道されました。岩国にいたのは、今から50年前です。

根岸教授は若者へのメッセージを述べています。＜50年間、夢を追い続けたら実現する可能性が高い。皆さんも頑張ってほしい。若者は海外に出よ。日本を外から見ることが重要。しかし、日本は居心地が良いので、若者が海外に出なくなった。＞

岩国にいて青雲の志を持ち、50年後にノーベル化学賞を受賞したとは。50年間継続して意志を貫き通すのは、偉大な才能のような気がします。