「上三坂の歴史を知ろう」2018年2月17日 OJONCO館
講師 山名 隆弘(ヤマナ タカヒロ)氏
1、ふるさとを知る
「郷土誌」1912(大正元年)、旧三阪村の4小学校校長によって編さん。
上三坂尋常小学校長 田子 最仲
中三坂尋常小学校長 佐藤 福弥
下三坂尋常小学校長 野木 末吉
差塩尋常小学校長 草野 金作
三阪村変遷
1889(明治22)上三坂村、中三坂村、下三坂村、差塩村→磐前郡三阪村
1896(明治29)石城郡三阪村
1955(昭和30)三阪村、沢渡村、永戸村→石城郡三和村
1966(昭和41)5市、4町、5村合併→いわき市
山 柴山、愛宕山、亀石山、良々堂山
川 三坂川、夏井川、そこにはどんな町が、神社があるか、
気候
凶作 飢饉 自然災害、戦争などにより
動物
昆虫
植物
自然から、地名から、伝承から先人の暮らしを想像する
今に活かせることはできるだけ伝承していく
2、歴史の手がかり
三倉城
三坂越前守
岩城常隆
伊達政宗
三坂の弓
竹貫の弓隊
田子家文書
中世、三倉城(さのくらじょう)は、岩城氏家臣・小川越前守が城主となる。
岩城氏は、西の阿武隈高地一帯(現在の川内ー三阪ー古殿ー上遠野)を防波堤に見たて、田村、郡山方面に勢力拡大に乗り出していた。伊達政宗との合戦には、竹貫(古殿)の弓隊が活躍、その良質な竹の産地は上三坂であった。
先日公開された田子家の古文書は国の重要文化財に値する。
3、天の時、地の利、人の和
この三拍子がそろってこそである。相撲の「天・地・人」
子どもから大人まで、歴史が身近に感じられ、楽しいお話でした。
先生は「おじょんこ」を着て講演されました。ありがとうございました。
福島民友新聞(2018年3月4日)に掲載されました。
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