このたびは訃報をお届けしなければなりません。
突然のことですが、杉野麻美さんが11月17日 午前10時58分逝去されました。
知らせを聞いた時はとても信じることが出来ませんでしたし
何かの間違いではないかと思っても、麻美さんのお義母さんの電話は泣き声で言葉にならず
その声が、本当のことなのだと思い知らされました。
麻美さんのブログには、直筆のメッセージが掲載されておりますが、
ご両親ほかにも直筆を残しております、
麻美さんは、癌の治療は一切受けないという強い意志を直筆で示しており、
いつも優しい、笑顔の麻美さんからはとても想像できないことで私は愕然としました。
ご主人の謙三さんとはいつも仲睦ましく、最高に幸せな人生だったと言っております。
謙三さんが 麻美は「歌は祈りです」と言ってたそうです、そしてどんな事があっても
泣かないでと二人で約束したのですが・・・・・
近親者のみでの密葬とのことでしたので、いわきからは親戚の人達だけが駆けつけましたが、
葬儀場は、伝え聞いた人達が大勢参列していますが横浜や東京の方々と思います。
皆さん涙、涙で肩をだきあって大声で泣いている人もおりますが、
後ろの方で 山崎真先生と出会いまして麻美さんのいわきでのリサイタルの思い出を
話していると涙が止まらず男二人言葉もとまり天場を見て涙を堪えておりました。
別席の精進落としでは、あいさつを依頼されましたが私はこんな状態で声が出るのかなと
一瞬迷いましたが「献杯」の一言が精いっぱいでした。
後援会員の皆様には訃報のお知らせをハガキで、事務局より出しており
もう届いていると思いますが、私の方には会員の方々から電話も入っており
「信じられない」、「もっと聞きたかった」、「残念」「悔しい」等々惜しむ声ばかりでした。
後援会員の皆さん、応援して下さったフアンの皆さんには生前のご厚誼を
深謝し心から御礼申し上げます。
短い人生ではありましたが、その何倍も幸せな謙三さんとの生活、オペラ歌手としての人生を
過ごしたと私は確信しております。
心からご冥福をお祈りいたします。
杉野麻美後援会
会長 渡邉壽一