コメント
 
 
 
「課題の分離」って…!? (Hassy-S)
2017-02-10 10:24:53
「課題の分離」という概念はSMILE発だったんですか!?

この概念については、
本来 協力的な枠組みの中でできる範囲で一緒になって課題を解決していきたいところだけれど、
お互いが協力的な枠組みにいない、すなわち競合的な関係にあるときに関係回復を期して行うべき措置
という捉え方を私は採用しています。

だから、「課題の分離」をいついかなる場合の対人関係においても実施するのがノーマルというわけではないとは思っていました。

ちなみに、昨今各方面から批判が噴出ているドラマ『嫌われる勇気』の主人公庵藤蘭子。
「課題の分離」を教条的に受け入れているとああいう人物像ができあがるのも無理もないと思います。
(昨夜も放映があったわけですが、今回のテーマがまさに「課題の分離」でした。)

岸見氏の本を読んでいると、「課題の分離」はけっこう前面に出ていますね。
「課題の分離」はアドラー心理学ブームの中でも広く流布し浸透している概念の1つではないしょうか。
(そのルーツはHGにあったとは驚くべきことです。すごい!)


そのルーツや適切な使い方についてやはり明示しないとまずいですよね。
少なくとアドラー心理学の範疇にいるうちは。

ということで、私も色々勉強するうちに混乱してきています。
立場をきちんと整理しようとするこのシリーズを楽しみにしています。



 
 
 
相互尊敬・相互信頼あっての課題の分離 (岩井俊憲)
2017-02-10 22:05:04
Hassy-S様

コメントありがとうございました。
岸見さんは以前SMILEリーダーでもあった人です。
その時学んだものをアドラー発のように伝えています。

私は「課題の分離」の一人歩きは危険だと思います。
相互尊敬・相互信頼あっての課題の分離です。

相互尊敬・相互信頼がないままに適用すると、切り捨ての策として対人関係を悪くします。

これは親子間でも教師・児童/生徒間でも同じことですよね。

 
 
 
嫌われる勇気 (アドラーファン)
2017-02-11 20:30:03
岩井様
日本アドラー心理学会が、ドラマ嫌われる勇気に対して抗議文を提出したみたいですが、岩井様はどのようにお考えですか?日本のアドラー心理学の伝道師としてご意見がお聞きしたいです。
私はあの内容だと抗議は至極当然と思うのですが。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/12657277/
 
 
 
私は不賛成です。 (岩井俊憲)
2017-02-13 06:15:12
アドラーファン様

コメントありがとうございました。
あれはドラマであり、アドラー心理学の啓蒙番組ではないと思っていたので、今後の展開を見守りたいと思っている立場の人間です。
「放送中止」まで申し入れるのは行き過ぎだと思っています。
ですから「至極当然」とは思いません。
 
 
 
Unknown (アドラーファン)
2017-02-13 09:53:24
岩井様

コメントありがとうございます。確かに放送中止に関しては行き過ぎとの意見が多いみたいですね。
しかし、
そして見るだけで「アドラー心理学」を学ぶことができるとか
主人公は100%アドラー心理学を体現しているナチュラルボーンアドラーとか
影響力の大きいテレビ番組で言うのはどうかと思うのですが。
視聴者のみんなが岩井様のように「アドラー心理学の啓蒙番組ではない」と思っていれば何の問題もないですが、なんだーこんな自己執着の塊のような人がアドラー心理学の目標なんだ、と思われたら悲しいです。

言葉足らずですいません、「放送中止」の申し入れが「至極当然」ではなくて抗議すること自体(抗議文の内容はもう少し考える余地はあるかもしれませんが)は致し方ないかなと思ったものですから。
 
 
 
番組が終わってみたら? (岩井俊憲)
2017-02-13 17:06:58
アドラーファン様

少し態度を変えていただきありがとうございました。
テレビを観る人は、あのドラマでアドラー心理学を学ぼうなんて思っていないはずです。
しっかり学びたいならば、本を読むとか講座に参加するはずです。
あくまで刑事ものにアドラー心理学の味付けをしたに過ぎないすぎないのです。

ドラマには「どんでん返し」という技もあるはずです。
私は「寛容さを伴ったアドラー心理学」を伝え続けたいです。
最終回が終わってからまた議論しませんか?

 
 
 
ありがとうございます (アドラーファン)
2017-02-13 18:46:32
岩井様

お忙しいのに、こんなに早くレスをつけてくださって本当に感謝いたしております。
なるほど「寛容さ」!

http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/e/eefa12712fdf09338141dddc3bdabaf3

https://www.hgld.co.jp/event/view/161

https://www.hgld.co.jp/event/view/160

岩井様の過去のブログや連載を読ませていただきました。学ぶべきところが大いにあると感心致しました。
特に「寛容であるために支配性、依存性、攻撃性をいつもコントロールしていたい」は心に響きました。
ありがとうございました。
 
 
 
こちらこそありがとうございました。 (岩井俊憲)
2017-02-13 22:16:06
アドラーファン様

しっかりと調べていただいた上でのご納得に感謝です。
こちらこそありがとうございました。

 
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