シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

斉藤寅次郎監督「憧れのハワイ航路」(1950年、78分)☆☆★

2023-02-06 13:39:34 | 日本・1950年~


タイトルは岡晴夫のヒット曲。この曲へのオマージュとして製作された作品。

岡晴夫は持ち歌「憧れのハワイ航路」を唄い、13歳の美空ひばりは大人顔負けの情感の入れ方で何曲も唄っています。バンジュンこと若き伴淳三郎の出演にも注目。

主人公の岡田章雄(岡晴夫)はハワイで生まれ。母が亡くなってから父を残し、日本の学校で青少年時代を過ごすも、戦争で父親と消息が立ち消えとなり、ハワイ時代の思い出にひたり、父と再会できることに期待をかけています。

その秋夫は同じ学校の出身である山口五郎(古川ロッパ)と、「うきよ」という居酒屋の二階で同居しています。岡田は夜間中学の英語教師、山口は似顔絵を書いて生活していますが、毎日がギリギリの生活です。

「うきよ」の女将のみき(清川玉枝)は初婚に失敗し、二人の娘を残し家出、現在の亭主・松吉(花菱アチャコ)と連れ添ったものの、子どものことが忘れられません。

「うきよ」に花売りの君子(美空ひばり)があらわれます。けなげに歌を唄って小遣いかせぎ。君子には姉・千枝子(柴田早苗)がいました。岡田は千枝子と出会って惹かれます。

君子と千枝子の二人は実は・・・。
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