野坂昭如による同名の直木賞受賞小説のアニメーション映画化です。戦災孤児の兄妹のあまりにも悲劇的な運命が描かれています。
舞台は終戦間近の神戸。
昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹。ふたりは、B29の空襲によって焼け出され、母を失い、遠縁に当たる未亡人宅に身を寄せます。しかし、次第に邪魔者扱いされます。
耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出します。二人は川辺の横穴豪へ住みつきます。水入らずで、ひもじくとも楽しい生活。食べものといえば、川で取れるタニシやフナ。電気がないので、明りには瓶につめた蛍の光です。
しかし、この生活は束の間、食糧が尽き清太は畑泥棒で食いつなぎますが、幼い節子の体は栄養失調のため日に日に弱っていきます。
昭和20年の夏、終戦。二人は・・・。
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