シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

高畑勲監督「火垂の墓」(製作・スタジオジブリ、配給・東宝、1988年、88分)☆☆☆

2020-12-23 11:25:31 | 日本・1980年~


野坂昭如による同名の直木賞受賞小説のアニメーション映画化です。戦災孤児の兄妹のあまりにも悲劇的な運命が描かれています。

舞台は終戦間近の神戸。

昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹。ふたりは、B29の空襲によって焼け出され、母を失い、遠縁に当たる未亡人宅に身を寄せます。しかし、次第に邪魔者扱いされます。

耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出します。二人は川辺の横穴豪へ住みつきます。水入らずで、ひもじくとも楽しい生活。食べものといえば、川で取れるタニシやフナ。電気がないので、明りには瓶につめた蛍の光です。

しかし、この生活は束の間、食糧が尽き清太は畑泥棒で食いつなぎますが、幼い節子の体は栄養失調のため日に日に弱っていきます。
昭和20年の夏、終戦。二人は・・・。
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