シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ジュリー・ペルトゥチェリ監督「アンティークの祝祭(原題:La derniere folie de Claire Darling)」(フランス、2018年、94分)

2023-11-15 20:46:44 | フランス
 


原題は「クレール・ダーリングの最後の愚行」。

カトリーヌ・ドヌーブが主演で、実の娘のキアラ・マストロヤンニが共演しています。劇中でも母と娘の役です。

人生の終焉を悟った主人公が、半生をかけて蒐集したアンティークを処分し、彼女が人生で本当に残したかった想いは何だったのか、を伝えるヒューマンドラマです。

現在と過去が切れ目なく往還するので、気を抜くことができません(一回観ただけではわかりにくいところも)。

クレール・ダーリング(カトリーヌ・ドヌーブ)は、意識や記憶がおぼろげになることが時々起こる高齢者。

ある夏の朝、(神の啓示のように?)今日が人生最期との想いにうたれた彼女は、長年かけて蒐集してきたアンティークの人形や仕時計、肖像画などのコレ
クションをガレージセールと称して処分することを決断します。

早速、若い男の子たちをアルバイトで雇い、庭先にコレクションを並べます。セールに大勢の人たちが訪れ、品定めをしていきます。なかには貴重な品物もありましたが、クレールは気にすることなく低価で売りさばきます。

疎遠になっていた娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ(ロル・カラミー)から聞き、20年ぶり に帰ってきますが・・・。
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