原題は「クレール・ダーリングの最後の愚行」。
カトリーヌ・ドヌーブが主演で、実の娘のキアラ・マストロヤンニが共演しています。劇中でも母と娘の役です。
人生の終焉を悟った主人公が、半生をかけて蒐集したアンティークを処分し、彼女が人生で本当に残したかった想いは何だったのか、を伝えるヒューマンドラマです。
現在と過去が切れ目なく往還するので、気を抜くことができません(一回観ただけではわかりにくいところも)。
クレール・ダーリング(カトリーヌ・ドヌーブ)は、意識や記憶がおぼろげになることが時々起こる高齢者。
ある夏の朝、(神の啓示のように?)今日が人生最期との想いにうたれた彼女は、長年かけて蒐集してきたアンティークの人形や仕時計、肖像画などのコレ
クションをガレージセールと称して処分することを決断します。
早速、若い男の子たちをアルバイトで雇い、庭先にコレクションを並べます。セールに大勢の人たちが訪れ、品定めをしていきます。なかには貴重な品物もありましたが、クレールは気にすることなく低価で売りさばきます。
疎遠になっていた娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ(ロル・カラミー)から聞き、20年ぶり に帰ってきますが・・・。
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