シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

青柳信雄監督「サザエさん」(1956年、86分)☆☆☆★

2023-07-06 20:12:06 | 日本・1950年~
「サザエさん」シリーズの第一作。

この作品が製作されたのは、わたしが6才の頃。大相撲ファンになりかけていた時期で、当時まだテレビは家庭になく、ラジオで実況放送を聴いていました。千代の山、栃若全盛時代です。その頃に、この映画が上映されていたとは知りませんし、親も映画館にこの作品を観につれていってくれませんでした。当時の人たちは、家族連れで観に行ってたのですね。羨ましい!

昭和30年代前半の社会と家庭の様子、雰囲気がわかります。本作品の舞台は東京世田谷区成城界隈です。

サザエさん(江利チエミ)のいる磯野家は5人家族。父親の波平(藤原釜足)、母親の・フネ(清川虹子)、弟のカツオ(小畑やすお)、妹のワカメ(松島トモ子)。

サザエは未婚。お転婆で、おっちょこちょいです。アルバイトが見つかります。「女性クラブ」の記者です。出勤日、勤務先があるビルをうろうろしていると、同じビルに入っている「山高商事」の社員・フグ田マスオ(小泉博)が「クラブ」まで案内してくれます。ところが、最初の日から大失敗。雑誌の執筆者に依頼原稿をとりにいって、追い返されます。というか、逃げ帰ります。

クビになったサザエがばったりマスオさんに会うと、彼は「探偵会社」に紹介してくれます。最初の仕事は、なんと、従兄のノリスケ(仲代達矢)の見合いの相手の母親からの依頼で、何と彼の素行の調査?
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