舞台は第一次世界大戦中のフランス戦線後方の村。戦闘場面もあるが、駐屯地の居酒屋(?)シーンがメイン。
広義には戦争映画にはいるのかもしれませんがその種の作品につきものの息苦しさを感じさせません。戦地から離れた後方での女性をめぐる恋の確執がテーマであること、ラブソング「わが恋わが命」の他、当時フランスで流行していた歌がかなり挟まれているからです。
1918年、フラッグ大尉(ジェームズ・キャグニー)の指揮するアメリカ海兵隊L中隊が村に戻ってきます。大尉は休暇でパリへ出かけることになっていましたが、かねてなじみの酒場の娘シャルメイン(コリンヌ・カルヴェ)から、結婚してパリへ連れて行ってくれと頼まれ、辟易しています。
中隊には高校出の補充兵が配属され、その訓育係として曹長が赴任して来ますが、その男は大尉の昔からの恋仇であるクワート(ダン・デイリー)でした。大尉がひとりパリに旅立ったあと、曹長はシャルメインに接近。
他方新米の補充兵リュイゾン(ロバート・ワグナー)は村の小町娘ニコル(マリサ・パヴァン)に一目惚れ。ふたりはたちまち結婚の決意をかためます。
パリから帰ったフラッグ大尉はシャルメインとクワートがいい仲になっているのを知って困惑しますが、このふたりを結婚で縛りつけておくのも一計と、早速式を挙げさようとしますが・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます