かつて読売テレビ主宰で制作・放送されていた『全日本歌謡選手権』をモチーフにとりあげた作品。
2019年から1975年の日本にタイムスリップした歌手志望の女性が、自分と同じように歌手になる夢を持った同名の女性と邂逅し、意気投合。ユニットを組んで、この番組に出場したその顛末を描いています。
この『全日本歌謡選手権』で勝ち抜いてデビューした五木ひろし、八代亜紀、天童よしみらが審査員役で出演しています。
東北・青森の港町で暮らす翼(土屋太鳳)は、母がひとりで経営する食堂が不振で、歌手の夢を諦めかけていました。そのことで彼女は母と大喧嘩になり家を飛び出し、上野行きの電車に乗りこみます。結果、翼は1975年(昭和50年)の東京にタイムスリップ。
終着駅の上野で翼は同じく歌手志望の少女・つばさ(百田夏菜子)と出会い、世話になります。偶然であった元歌手・浩一郎(向井理)にご馳走になるなか、事情(家出)を説明すると親切にされます。彼は自身の借金の肩代わりに二人を人買いに渡すつもりでした。
ところが、彼にも良心のかけらがのこっていたのか、行きつけのスナックで歌う二人の歌を耳にすると一転、「全日本歌謡選手権」でデビューさせる決心がムラムラと。
ふたりは順調に勝ち上がったものの、10週勝ち抜きはならず、つばさはリタイア。ユニットが組めなくなった翼は、故郷の青森に帰る決心をしますが・・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます