シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

フィリップ・ドゥ・ショーブロン監督「最高の花婿」(フランス、2014年、112分)☆☆☆★

2022-03-14 23:16:04 | フランス
 
多様な人種や文化、宗教が混在するフランス社会。娘4人の結婚が巻き起こす騒動がユーモラスに描かれています。

舞台は2011年のフランス・シノン。

ヴェルヌイユ家には4人の娘がいて、うえの3人はそれぞれイスラム教徒、ユダヤ教徒、中国系の男と結婚。敬虔なカトリック教徒でドゴール主義者である父・クロード(クリスチャン・クラヴィエ)はこれに頭を悩ませますがなんとかとりもっています。クロードの困惑とは無縁に、妻・マリー(シャンタル・ロビー)や娘とその婿達は、宗教、文化、習慣、感性の相違からぶつかりあいながらも仲良くつきあっています。

翌年のクリスマス休暇、家族は再びシノンで集まり、祝います。未婚だった四女のロール(エロディ・フォンタン)は結婚相手を見つけ、家族に伝えます。相手はコートジボワール出身の黒人シャルルでした。

両親の反対を懸念したロールは、婚約相手がシャルル(ヌーム・ディアワラ)という名のカトリック教徒であるとだけを伝え、黒人であることは伝えませんでした。シャルルも婚約を故郷で家族に話しますが、父・アンドレ(パスカル・ンゾンジ)からフランス人との結婚は許さないと釘を刺されます。

「やっとフランス人の婿ができる」と舞い上がたクロードですが・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イザベル・コイシエ監督「マ... | トップ | チョン・ジエウン監督「蝶の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フランス」カテゴリの最新記事