多様な人種や文化、宗教が混在するフランス社会。娘4人の結婚が巻き起こす騒動がユーモラスに描かれています。
舞台は2011年のフランス・シノン。
ヴェルヌイユ家には4人の娘がいて、うえの3人はそれぞれイスラム教徒、ユダヤ教徒、中国系の男と結婚。敬虔なカトリック教徒でドゴール主義者である父・クロード(クリスチャン・クラヴィエ)はこれに頭を悩ませますがなんとかとりもっています。クロードの困惑とは無縁に、妻・マリー(シャンタル・ロビー)や娘とその婿達は、宗教、文化、習慣、感性の相違からぶつかりあいながらも仲良くつきあっています。
翌年のクリスマス休暇、家族は再びシノンで集まり、祝います。未婚だった四女のロール(エロディ・フォンタン)は結婚相手を見つけ、家族に伝えます。相手はコートジボワール出身の黒人シャルルでした。
両親の反対を懸念したロールは、婚約相手がシャルル(ヌーム・ディアワラ)という名のカトリック教徒であるとだけを伝え、黒人であることは伝えませんでした。シャルルも婚約を故郷で家族に話しますが、父・アンドレ(パスカル・ンゾンジ)からフランス人との結婚は許さないと釘を刺されます。
「やっとフランス人の婿ができる」と舞い上がたクロードですが・・・。
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