のんきな映画です。「トム」は飼い猫の名前。
原作は、児童文学の世界で自身の実際の生活をモチーフにした作家・石井桃子による、家族、近隣住民、動物、自然との関わりを温かい視線で見つめた同名の作品です。
山の中にポツンと立つ一軒家。
東京で暮らしていた文筆家のハナ(小林聡美)は友人のトキ(市川実日子)とともに自給自足の生活を始めます。これまではトキの娘で小学生のトシとの三人暮らしでしたが、中学を卒業したハナの甥がやってきて、一緒に暮らすことに。ハナたちは近くで農業を営むゲン(光石研)シオリ(高橋ひとみ)夫妻に農作業のいろはを教えてもらい、日々、農作業に精を出します。
ある日、ハナたちの家にネズミが住み着いていることがわかり、その音に悩まされます。ネズミを駆除するには猫、と助言を受け、その気になります。トキは猫が苦手でしたが、しぶしぶ賛成。
シオリが可愛いオスの子猫をハナの家につれてきました。トムと名付けます。ネズミを捕獲する猫にするには抱っこしないほうがいい、とシオリに忠告されます。
しかし、ハナは可愛さのあまり、皆に隠れて抱っこします。しかし猫が可愛い気持ちはアキラやトシ、トキも同じ。
さらにヤギを二匹飼うことになりました。生みたての卵が食べられるからと10羽のニワトリも。
トムはいっこうにネズミを捕る気配は見せませんが・・・。
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