「オッカムの剃刀」って知ってます?
14Cに活躍したイギリスのスコラ学者ウィリアム=オッカム(William of Occam)が多く用いた哲学論理です。
ここでの「剃刀」は不要な仮説をそぎ落とすことの比喩であり、彼の著書の中では、
“Of two competing theories or explanations, all other things being equal, the simpler one is to be preferred.”
「2つの拮抗した仮説があるなら、よりシンプルなものがよい。」
と記されています。
この論理は、“Principle of Parsimony”と呼ばれ、今でも理論構築の基本方針として支持されているらしいです。
で、なんでいきなりこんな話をしたかというと、最近やたらと屁理屈言うやつに会うんですよ。
例えば、法律の授業中。
先生の出した問題に答えるとき。
いちいち余計な説明つけて答えようとするやつ。
例えば、教職の実践指導。
ある人の発表に対しみんなで意見を言い合うとき。
やたらと難しそうな言葉を付け足して意見するんだけど、言ってることは前の人と同じなやつ。
多分この人たちは自分の知識をひけらかそうとこんな風に答えたんだろうけど、自分はちっとも賢いとは思いません。
まあそのこと自体が悪いとは言い切らないけど、その付け足した部分に間違いなんかがあったときには、本当にお馬鹿だなーと思ってしまいます。
この人たちの場合は仮説ではないから正確にはこの哲学論理は当てはまらないんだろうけど、同じ結論を導くならやっぱりシンプルな方がいいんじゃないんでしょうか?
そんな人たちを見るにつけて自分はこの「オッカムの剃刀」を思い出しちゃうんですよね。
「蛇足」って言う故事成語もあるわけだし、やっぱり余計なものは付け足さない方がいいんじゃないかと思う今日この頃です。
みなさんもそう思いません?
Koji
14Cに活躍したイギリスのスコラ学者ウィリアム=オッカム(William of Occam)が多く用いた哲学論理です。
ここでの「剃刀」は不要な仮説をそぎ落とすことの比喩であり、彼の著書の中では、
“Of two competing theories or explanations, all other things being equal, the simpler one is to be preferred.”
「2つの拮抗した仮説があるなら、よりシンプルなものがよい。」
と記されています。
この論理は、“Principle of Parsimony”と呼ばれ、今でも理論構築の基本方針として支持されているらしいです。
で、なんでいきなりこんな話をしたかというと、最近やたらと屁理屈言うやつに会うんですよ。
例えば、法律の授業中。
先生の出した問題に答えるとき。
いちいち余計な説明つけて答えようとするやつ。
例えば、教職の実践指導。
ある人の発表に対しみんなで意見を言い合うとき。
やたらと難しそうな言葉を付け足して意見するんだけど、言ってることは前の人と同じなやつ。
多分この人たちは自分の知識をひけらかそうとこんな風に答えたんだろうけど、自分はちっとも賢いとは思いません。
まあそのこと自体が悪いとは言い切らないけど、その付け足した部分に間違いなんかがあったときには、本当にお馬鹿だなーと思ってしまいます。
この人たちの場合は仮説ではないから正確にはこの哲学論理は当てはまらないんだろうけど、同じ結論を導くならやっぱりシンプルな方がいいんじゃないんでしょうか?
そんな人たちを見るにつけて自分はこの「オッカムの剃刀」を思い出しちゃうんですよね。
「蛇足」って言う故事成語もあるわけだし、やっぱり余計なものは付け足さない方がいいんじゃないかと思う今日この頃です。
みなさんもそう思いません?
Koji