先住民族関連ニュース

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先住民にいざなわれる”リアル”な先住民の世界。関わり会い学び合うスタディツアー

2014-01-22 | 先住民族関連
「Go Native America」 [先住民のチカラ。]
greenz.jp 2014.01.14
先住民は、遠い国の遠い昔の話じゃない。たくましく誇り高く今を生きる先住民にスポットライトを当て、ステレオタイプな先住民像を見直すシリーズ「先住民のチカラ」。昨日よりもちょっとだけ現代の先住民を身近に感じるためのインターン北條によるマイ企画です。今回は第3弾!
ちょっと遠いところのように感じる先住民の世界。現在のリアルな姿をもっと知るには、やはり実際に訪ねるのがいちばんです。そんなときにオススメしたいのが、先住民自らがガイドを努める、先住民文化を紹介するツアー「Go Native America」(以下、GNA)です。
GNAは参加する人にありのままの先住民の文化・生活を体験してもらうことを目的としたツアーを企画・運営しています。
先住民の伝統や生活の奥深くまではいりこむ内容となっているため、参加者には「観光客」ではなく、「訪問者・ゲスト」として先住民と非先住民の関係をよりよいものにしていく姿勢が求められます。
例えば、「Lakota Storyteller」という8泊9日のツアーではネイティブアメリカンのラコタ族の文化を様々な角度から体験できる内容となっています。
このツアーの魅力は、なんといっても先住民達の輪に加わり、ネイティブ・アメリカンの英雄達にまつわる伝説や、ラコタ族に代々伝わる民話、星々の知恵などが聞けること。
ラコタ族にまつわる聖地もめぐり、先住民のスピリットに想いを馳せたり、ラコタ族の保留地に訪れ、様々な問題を抱えて現代を生きる先住民の生活について考えたりする機会もあります。
現在、先住民が抱える大きな問題のひとつに失業率の高さがありますが、先住民のガイドによって全てのツアーが運営されるGNAはその問題の解決の糸口のひとつとなっています。先住民自らがガイドをすることは、先住民が自分達の文化やアイデンティティの再定義をするよい機会にもなっているそうです。
また、先住民が抱えるその他の問題に、まがいものの伝統工芸品の流出があげられます。そこで、GNAはツアー参加者がネイティブアメリカンの伝統工芸品を、第三者を介せず直接ネイティブアメリカンから直接購入する機会を設けました。
このことによって、生産者と参加者のフェアなトレードが行われただけでなく、参加者が生産者である先住民のことをよく知るきっかけも生まれたのです。
これまで旅行というのは、現地の人から与えられる「楽しみ」を旅行者が受け取る一方的なものが主流でした。その過程で、ステレオタイプ化されたネイティブアメリカン像のように、歪められてしまった文化は少なくなかったように思います。
GNAのツアーのように旅行者も現地の人も主体的に関わりあい学び合うこと、それ自体が「楽しい」と思えるような旅行がこれから増えていったらとても素敵ですね。
(Text: 北條みくる)
[via Go Native America]
http://greenz.jp/2014/01/14/go_native_america/

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【海外:北センチネル島】世界一到達するのが困難な島

2014-01-22 | 先住民族関連
日刊テラフォー 2014年1月11日 20:00
地球上には、未だにインターネットや携帯電話を知らず、近代文明とかけ離れた生活を続けている民族が多数ある。多くの場合は、森の奥地や高い山の上などに住んでいたため、地理的にそうならざるを得なかった部分もある。
だが、インド洋東部ベンガル湾内にある北センチネル島は、地理的には行くのはたやすい。だが、先住民たちはいかなる理由であろうと、侵入者を拒み、矢で威嚇して決して寄せ付けない。
北センチネル島は、「世界で一番訪れるのが困難な場所」と言われている。インド領アマンダン諸島の中の島の一つだが、先住民たちは島外からの人間を拒み続けているため、未だかつて誰も島内を探索したことがなく、その生態も謎に包まれたままだ。
北センチネル島の人々は、アフリカ大陸から移り住んできた直系の子孫だと考えられている。この小さな島に、約6万年前から住んでいる。島の正確な人口は不明で、おそらく40~500人ではないかと推定されている。
彼らの外部との接触の拒否は徹底していて、2004年にスマトラ島沖地震が発生した際、生存者を確認し、救援物資を届ける目的で島を訪れたヘリコプターにさえ、矢を放って外部者の上陸を拒んだ。
島を所有するインド政府は1964年から数回に渡って、島の住民達との接触を試みたが、全て失敗に終わった。専門家達は食べ物や贈り物を持って船で島を訪れ、敵ではないことを示したが、やはり矢を放たれ威嚇され、上陸することはできなかったのだ。
最終的に、インド政府は島の住民と接触することを諦め、島へ近づくことを禁じた。
島の人々が拒むのは、島に上陸した意志を持った人間ばかりではない。
時として、海難事故で北センチネル島に意図せず漂着してしまう者もいるが、多くの場合、大怪我を負って戻って来るか、あるいはもう2度と戻って来られないかだ。
2006年には、島の近くで密漁をしていた漁師2人のボートが流され島に漂着してしまい、2人共島の住民に殺された。
政府は2人の遺体を島から回収しようと試みたが、やはり住民から威嚇され上陸できなかったため、遺体を回収することはできなかった。
こうした背景から、北センチネル島の人々が話す言葉は謎のままだし、彼らがどのようにして生活しているかも分かっていない。島全体がジャングルで覆われているため、ヘリコプターから観察することも不可能だ。
彼らの生活様式で唯一分かっていることは、彼らが狩猟で生活していることで、農業は行っていないようだということのみだ。野生の果物や根菜類、ブタ、トカゲ、蜂蜜を採取して生活しているようだ。
彼らは彼ら独自の生活様式を守り続け、いかなる時でも助けは必要としていない。
我々は彼らの島を「北センチネル島」と呼んでいるが、果たして彼らの言語では一体何と言うのだろうか?そして、我々は一体何と呼ばれているのだろうか?
それが分かる日は、いつかくるのだろうか?
【記事:りょーこ】 参照元:Oddity Central
http://www.terrafor.net/news_rGRM4nszb0.html

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アマゾナス=先住民が不法料金所再開へ=通行人殺害疑惑で襲撃被害も=緊張高まるも政府は不在

2014-01-10 | 先住民族関連
ニッケイ新聞 2014年1月9日
 先住民と一般住民の間での抗争が昨年末から続いているアマゾナス州南部のウマイター市で、先住民テニャリム部族が6日、トランスアマゾニカ高速道(国道320号線)に不法に作った料金所を2月1日から再開させると宣言し、物議を醸している。8日付エスタード紙が報じている。
 ウマイター市の一般市民とテニャリム族の抗争は、同市民が昨年12月26日、国立インジオ保護財団(Funai)が管理するテニャリム・マルメロス居住区で建物や車の焼き討ちを行なったことで表面化した。
 事の発端は12月16日、国道320号線がウマイター市に隣接するテニャリム・マルメロス居住区を通る区域で、同市住民で大学教授のステッフ・ピニェイロ・デ・ソウザさんら3人を乗せた車が行方不明になったことで「先住民が殺害したのでは」との疑念が湧きあがったことだ。3人を乗せていた車は今月3日、焼き払われた状態で発見されている。
 一連の事件で緊張が高まったこともあり、この地域でのテニャリム族による不法料金所は休止していた。だが、テニャリム族の酋長は6日、陸軍アマゾニア支部のエドゥアルド・ヴィラス・ボアス司令官に対して同料金所の再開を通達した。ヴィラス・ボアス司令官は、この料金所が不法なものであり、ウマイター市民との緊張関係を刺激するものだと見なし、「地域の平和」の名のもとに料金所の閉鎖を求めている。
 だが、テニャリム族側は、同居住区にとって主要な財源だとして、譲歩の構えを見せていない。「国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)のせいで、我々は狩りも、植樹も、木を切って工芸品を作ることさえ禁じられている」と、酋長のゼリト・テニャリム氏は語っている。
 また、同酋長は、この問題に対する連邦政府の対処が一切ないことにも不満を漏らしている。「陸軍の将官はここにいるが、政府はどこにいるんだ。発電所の建設の件にしても、我々の居住区が水浸しになる危険性があるのに、その計画に関して我々との対話は一切ない」と語っている。こうした先住部族との対話の不足によって生じる先住民問題は、ジウマ政権の弱点であるとも指摘されている。
 また、ポルト・ヴェーリョの第17部隊司令官のウビラタン・ポティ陸軍大将は、3人の行方不明者に関する連邦警察の調査は間もなく終わり、近日中に結論を発表するとした。
http://www.nikkeyshimbun.com.br/2014/140109-22brasil.html

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アイヌ民族伝統食材「ツルニンジン茶」発売 白老の仕出し店、「食文化に関心を」

2014-01-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞(01/09 16:00)
 【白老】仕出し専門店「創作一心」(波多武光社長)は、アイヌ民族の伝統食材であるツルニンジンを使ったお茶の販売を始めた。白老には2020年度にアイヌ文化振興の拠点となる「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)が開設される。波多社長は「アイヌ民族の食文化への関心が高まるきっかけになれば」と話している。
 ツルニンジンはキキョウ科の多年草で、日本や朝鮮半島などに広く分布している。アイヌ語では「チルムク」と呼ばれ、茎や葉は樹液とともにすりつぶし傷薬にしたり、朝鮮ニンジンに似た根は煮たり焼いたりして食用にしたと言われている。
 波多社長は5年前、地元関係者と「白老薬膳料理」を開発するため、専門家がいる北見工大を訪れた際にツルニンジンの存在を知った。その後、韓国にツルニンジンを使ったお茶があることが分かり、自宅の庭や友人の畑などで栽培を進めるとともに、お茶の試作を重ねてきた。
 商品名は「高級つる人参茶」。3グラム入りが8パックで千円。1パックで1リットルのお茶ができる。ほのかに甘い香りがあり、滋養強壮にいいという。同社のほか、アイヌ民族博物館で販売している。波多社長は「今後はオオバユリやイナキビなどの伝統食材を使った商品も開発したい」と話している。
 問い合わせは同社(電)0144・82・6820へ。(能正明)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/514346.html

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アイヌ食材ツルニンジン茶はいかが 白老町の創作一心が販売

2014-01-08 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 1/7)
 白老町大町の仕出し専門店・創作一心(波多武光社長)は、アイヌ民族の伝統食材としても利用されているツルニンジンを原料とするお茶の商品化に成功し、販売をスタートした。韓国では薬膳酒などに使われ、高値で販売されている。開発に約5年の年月をかけてようやく出来上がったもので、波多さんは「白老発のツルニンジン茶として多くの人に飲んでいただければ」と話している。
 商品開発は、土産品創造開発事業で北見工業大学を5年前に訪問したのがきっかけ。白老町内に自生しているツルニンジンなどから種を採取し、町内の自宅の庭や安平町早来、十勝管内本別町の3カ所で栽培を始めた。
 ツルニンジンは成長に時間がかかり、3年ものでも直径1~2センチ。「最初の年は低温被害を受けるなど大変なこともあったが、ようやく製品化できる原料を確保するようになった」と波多さん。出来上がったものは自然乾燥後に細かく刻んでパック詰めしているが、一部は焼酎漬け用などでそのまま販売するという。
 お茶は「高級つる人参茶」と名付け、1パック3グラム入り8パック1000円(税別)で販売。2パックでお茶2リットルを作ることができる。
 町内では同社のほか、虎杖浜の海の別邸ふる川とアイヌ民族博物館などでも取り扱いを依頼する。韓国では焼酎に漬け込むなどなじみのある食材として知られているといい、「海外観光客に加え、道内外の人たちにも白老をアピールしたい」と語る。
 波多さんはアイヌ民族が食材などに使っていたことにも注目。アイヌ語で「チルムク」と呼び、食用などに利用していたことを学んだといい、白老ならではのアイヌ食文化を伝えることも販売の大きなきっかけになったという。
 当面は年間600袋を販売する予定で、「今年は町内に新たな畑を整備して生産体制を拡大する。2年後には1500袋を販売できる体制にしたい」と意気込みを語っている。
 問い合わせは創作一心 電話0144(82)6820。
http://www.tomamin.co.jp/2014018695

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伝統も文明も使いこなす、“アマゾン最強”の先住民カヤポ族

2014-01-08 | 先住民族関連
nikkei BPnet 2014年01月06日
 アマゾン川流域の南東部に暮らすカヤポ族は、スマートフォンなど外来の便利なツールを取り入れながらも、森に住み、独自の言語や文化を守り続けてきた。ある意味では“アマゾン最強”とも言うべき、誇り高い先住民だ。
 彼らは今、ダム建設の阻止を目指して新たな闘いに挑もうとしている。
 カヤポ族の住む森に外国人が初めて足を踏み入れたのは、今から何世紀も前のこと。宣教師、黄金郷を探す冒険家、奴隷商人、ジャガーの毛皮目当ての猟師、ゴム樹液の採取人、それにセルタニスタと呼ばれる奥地専門の探検家もいた。ボートで川を移動するのは並大抵の苦労ではなかっただろう。だが、今はセスナでひとっ飛びだ。
広大な熱帯雨林を、わずか9000人の先住民が管理
 ブラジルの辺境の町トゥクマンからセスナで30分ほど飛び、蛇行するブランコ川を越えると突然、風景が変わり、もやの底に横たわる原生林が見えてくる。
 眼下に広がるこの森が、南米先住民カヤポ族の土地だ。総面積が日本の本州の半分ほどもある広大な熱帯雨林を、わずか9000人の先住民が管理している。
 ブラジル共和国の建国から11年後の1900年当時、カヤポ族はおよそ4000人いた。だが鉱山や林業、ゴム樹液目当ての業者が辺境へ進出するにつれて、政府や布教団体の懐柔策が始まった。布地や金属の鍋、なた、斧といった便利な品をちらつかせて先住民を手なずけようとしたのだ。
 こうした接触が、免疫をもたない先住民の間に麻疹などの伝染病を蔓延させ、1970年代にはカヤポ族の人口は約1300人にまで減ってしまった。
森に暮らし、獣を狩り、iPhoneを使う
 だがカヤポ族もやられっぱなしではない。1980年代から90年代にかけて優れた指導者が次々と現れ、政治的な闘いを展開した。自治と土地の自主管理を求める闘いのなかで、カヤポ族の首長たちはポルトガル語を習得し、自然保護団体の支援を取りつけた。支援者のなかにはロックスターのスティングなどの有名人もいた。
 こうした運動が実を結び、1988年には新憲法に先住民の権利が明記された。その翌年には、シングー川のカララオー・ダム建設計画に対する抗議が始まった。カヤポ族は自然保護団体とともに大規模なデモ活動を展開。ダム計画の中止を一度は勝ち取った。
 カヤポ族の人々はショットガンや船外機付きのボートを所有し、iPhoneや交流サイトのフェイスブックも使いこなす。最新のテクノロジーを巧みに取り入れつつも、森に暮らし、独自の文化を守り続けているのだ。ビデオカメラで伝統的な儀式や踊りを録画し、政府担当者との交渉も記録する。
20年以上前に中止に追い込んだはずの計画が復活
 内部に多少の対立があっても、共通の目標を掲げて団結する。そうした柔軟なやり方を学んだおかげで、カヤポ族はブラジルに現存する約240の先住民のなかでおそらく最も豊かで、強い力をもつ部族となった。伝統的な儀式、血縁関係を軸とする社会、「ジェ」と呼ばれる独自の言語、森に関する深い知識、自然と人間が一つにつながっていると考える世界観は、今も健在だ。
 ところがここへ来て、20年以上前に中止に追い込んだはずの計画が「ベロモンテ水力発電ダム群」と名前を変えて復活し、カヤポ族は危機感を募らせている。
※ナショナル ジオグラフィック1月号より抜粋
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140106/378985/?rt=nocnt

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先住民がソウルシンガーに…実話を基にした映画

2014-01-08 | 先住民族関連
(2014年1月6日 読売新聞)
 夢をかなえるために歌い続けた4人の女性たちの姿を描き、オーストラリアでヒットを記録した映画「ソウルガールズ」が11日から公開される。
 実話を基にした舞台から生まれた映画。舞台に主演したウェイン・ブレアが監督を務めている。主人公は、オーストラリア先住民・アボリジニの居住区で暮らすゲイル、シンシア、ジュリーの3姉妹と従姉妹(いとこ)のケイ。幼い頃から抱いてきた「歌でスターになりたい」という夢をかなえるため、自称ミュージシャンの男と出会い、カントリーミュージックから躍動感あふれるソウルミュージックへと転向して「サファイアズ」を結成し、夢を追う。
 ブレア監督は、自身が舞台に立っている時から「この物語がすごい作品であることに気付いていた」という。「世界中のほとんどの人が今まで聞いたこともないような真実の物語だと思ったからです。心や魂が伝わってくる、オーストラリアに根付く物語です。音楽も最高でした」。映画化に向け、「サファイアズ」のモデルとなった女性の息子で、舞台の脚本も手がけたトニー・ブリッグスと引き続きタッグを組んだ。「脚本はいろいろと書き換えましたが、伝えるべき魂とエネルギーの部分についてはほとんど同じです。トニーは舞台と映画の違いをよく理解していましたね」
 オーストラリア全土でオーディションを敢行。歌はもちろんのこと、人間ドラマをしっかりと演じることができるキャストを選び出した。「伝えたいのは家族の大切さ。アボリジニの人々が苦痛を味わった『盗まれた世代』は1970年代に入るまで続きました。議論を呼んだ政府の方針によってアボリジニの子供たちは、白人の家族や施設へと預けられました。家族は引き裂かれてしまったのです。映画では『盗まれた子供』の1人であるケイに焦点を当て、白人文化になじんだ後、再びアボリジニの家族と一緒になることの難しさを描いています」
 オーストラリアで起きた悲劇を通し、姉妹が時にぶつかり合い、協力し合って夢を追う姿を描き出した本作品。ブレア監督は「この映画を見て、自分の夢や未来への希望を捨てずに、目の前に広がる人生の困難に立ち向かっていく大切さを知ってほしい」とメッセージを送っている。
 @ぴあ
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news2/20140106-OYT8T00827.htm?cx_thumbnail=06&from=yolsp

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白老の仕出し専門店がツルニンジン茶を道内初の商品化

2014-01-08 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年1月5日(日)朝刊】
 白老町大町の仕出し専門店・創作一心(波多武光社長)は、アイヌ民族の薬用植物・ツルニンジンを使ったお茶を商品化した。波多社長は「2020年(平成32年)の象徴空間開設に向けてアイヌ民族の食文化を発信したい」と話している。
 5年前、北見工業大学で研修したのをきっかけにツルニンジン茶の商品化に着手。町内石山、早来、十勝管内本別町の畑でツルニンジンを育成している。14年は町内陣屋町で栽培拡大を図る。
 商品名「高級つる人参茶」は3グラム入りのパックが8パック。1パックで1リットルのお茶ができる。千円。同社のみで扱っているが、町内虎杖浜の温泉ホテルやアイヌ民族博物館などに置いてもらうようにする。
 アイヌ語で「チルムク」と呼ばれるツルニンジンは、樹液を腫れ物や切り傷などに利用、根は煮たり焼いたりして食用にした。母乳が出ないときは煎じて飲んだり、煎汁で乳房を冷やしたという。
 ツルニンジン茶の商品化は道内では初めてといい、波多社長は「ツルニンジンだけではなく、アイヌの食文化をさらに掘り下げて商品化につなげていきたい」と話している。問い合わせは創作一心、電話0144・82局6820番。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/01/05/20140105m_08.html

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NHKスペシャルの「差別的表現」は違法 「高裁逆転判決」のポイントは?

2014-01-02 | 先住民族関連
弁護士ドットコム-2013年12月29日 13時15分
NHKのドキュメンタリー番組に出演した台湾先住民族の女性らが「名誉を傷つけられた」などとしてNHKを訴えた裁判で、東京高裁は11月下旬、100万円を支払うよう命じる判決を下した。一審の東京地裁では、女性らが全面的に敗訴していたが、高裁でひっくり返った形だ。
問題とされた番組は、2009年4月に放送されたNHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー」の第1回で、戦前の日本の「台湾統治」を検証する内容だった。裁判の焦点は、この女性の父親らが日英博覧会(1910年)で紹介されたことを、番組が「人間動物園」と表現した点だった。東京高裁の判決は、表現の違法性を認定し、番組が女性らの心に「深い傷を残した」と指摘した。
逆転判決のポイントは、いったいどんな点だったのだろうか。石井龍一弁護士に聞いた。
●「民族の誇りを持って日英博覧会に参加した」という見解も有力
「高裁判決のポイントは、放送で用いられた『人間動物園』という表現が史実に照らしても誤っている点を詳細に検証したうえで、そのような表現が原告女性の心をどれほど傷つけるものだったかについて、詳細に考慮した点にあると思います」
石井弁護士はこのように指摘する。高裁はどんな考察を行ったのだろうか。
「高裁判決では、台湾先住民族の人たちが『自分たちの伝統を世界の人々に紹介したい』という気持ちで、民族の誇りを持って日英博覧会に参加したと考える見解も有力だと指摘されました。
つまり、彼ら先住民族の間では、父や祖父の世代が博覧会に参加したことが、よい思い出と考えられているというのです」
番組内での扱い方はどうだったのだろうか?
「ところが放送では、日英博覧会での出来事を『人間動物園』と表現し、あたかもその民族が『野蛮で劣った植民地の人間であり、動物園の動物と同じであるかのよう』に扱われていた、という意味に取れる過激な表現が用いられました。
判決は、そういった表現が、先住民族の人たちやその子孫の人たちの人間としての人格を否定し、侮辱するものだったと判断したのです」
価値観やモノの見方は、見る人によって異なるのでは?
「放送事業者には、もちろん表現の自由が認められます。しかし、先入観に基づいて安易に人種差別的な表現を使用し、人の心を踏みにじるような番組があってはならないことは当然です」
石井弁護士はこのように述べたうえで、今回の判決について「妥当な判決だと思います」と話していた。
なお、NHKは12月11日付で最高裁に上告した。裁判の行方に、引き続き注目が集まりそうだ。
(弁護士ドットコム トピックス)
http://www.bengo4.com/topics/1081/

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ティピーと星の軌跡、バーモント州

2014-01-02 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック ニュース 2013年12月24日
 星の軌跡の下に佇む、アメリカ先住民、アベナキ族伝統の住居ティピー。昔ながらの樺(カバ)の樹皮で覆われている。バーモント州サウスバーリントンで、写真家ブライアン・ドロウル(Brian Drourr)氏が撮影。米National Geographicサイト「Your Shot」に投稿された(12月16日)。
Dan Vergano, National Geographic News
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2013122402&source=mainichijp

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