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東大・常呂実習施設、設置から半世紀 研究や地域連携の歩み出版 遺跡にゆかりの27人執筆

2024-06-11 | アイヌ民族関連

光嶋るい 有料記事

北海道新聞2024年6月10日 21:33

常呂実習施設の歩みを書籍にまとめた東大大学院の熊木俊朗教授

 北見市常呂町で遺跡の調査研究を行う東大大学院付属の北海文化研究常呂実習施設が、1973年の設置から昨年で50年を迎えた。これを機に研究の成果や意義を伝えようと刊行された「オホーツクの古代文化」(新泉社)は、研究の歩みだけでなく地域との連携も記録している。節目を記念したシンポジウムが7月に東京で開かれるのをはじめ、北見でも10月に催しが予定されている。

 常呂での遺跡調査は、旧常呂町在住で竪穴住居跡を発見した故・大西信武さんがアイヌ語調査で同町を訪れていた東大の故・服部四郎教授に働きかけ、57年に本格的に始まった。

 町も研究拠点となる郷土資料館を建てるなど協力し、73年に文部省(当時)の認可を経て正式に実習施設が設置された。現在は熊木俊朗教授ら教員2人が常駐して調査研究を行うほか、東大生の博物館実習や地元住民向けの公開講座を開くなど広く研究や教育を担っている。

・・・・・・・

 書籍はA5判、216ページ、2530円。書店のほか、遺跡の森のにある「ところ遺跡の館」などでも取り扱う。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1022975/

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